「大富豪からの手紙」の内容が知りたい。本の要約を教えてほしい。
こんにちは、ちゃむです。
今回は「大富豪からの手紙」を紹介します。
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次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
「大富豪からの手紙」の内容を知りたい
逆に次のような人には向いていません。
金持ちになるための具体的な方法を知りたい
記事を読むことで以下のことを得ることができます。
・「大富豪からの手紙」の要点を知ることができる
・人生で大切なものを学ぶことができる
本書は作家の本田健さんが書きました。
本田健さんが本書で伝えたいことは次のことです。
人生を変えるのは、どんなときも「人」です。
人生を変える「素晴らしい人」と出会うこと。
本田健さんは人生のリズムを変えるきっかけとして、「旅」に出ることをすすめています。
「旅」に出ることは新たな「人」との出会いのきっかけにもなります。
では「大富豪からの手紙」を紹介していきましょう。
目次
「大富豪からの手紙」大富豪からの9つの手紙
最初に本書のあらすじを紹介します。
大富豪の祖父が残したのは、「お金」ではなく「9つの手紙」だった。
引用元:「大富豪からの手紙」
ある日、大学2年生の佐藤敬(さとうけい)のもとに、大富豪だった祖父から、「9つの手紙」が届く。
その中にある「お金の代わりに残すものは、人生でいちばん大切なものを学ぶ機会だ」という言葉と直感に導かれて、青年は、1通、また1通と「手紙」を開けながら、北海道、京都、タイ、そして幸せの国・ブータンと「人生の秘密」を追い求める旅に出る。
学びと感動のストーリー!
主人公の佐藤敬が亡くなった祖父から受け取った9つの手紙の封筒には、それぞれ次のように書いてありました。
【1:偶然】
【2:決断】
【3:直感】
【4:行動】
【5:お金】
【6:仕事】
【7:失敗】
【8:人間関係】
【9:運命】
第1の手紙:【偶然】を読んだ敬は導かれるように旅に出ます。
旅に出た敬は、祖父の友人達に出会い、人生で大切なことを学んで行くのです。
大富豪からの9つの手紙の要約
この章では、9つの手紙のポイントを紹介していきます。
では、さっそく紹介していきましょう。
第1の手紙:【偶然】
第1の手紙で大事なポイントは次のことです。
「すべてのことには意味があって、自分を幸せにするために起こっている」
人生では物事が思いどおりにいくときもあれば、全然進まないこともあります。
「最悪だ」と思ったことが、あとになって「あのことがあって、よかった!」と思えたりする。
長い目で見れば、うまく帳尻が合うようにできているものなのです。
第2の手紙:【決断】
第2の手紙で大事なポイントは次のことです。
「決断をすること=自分の新しい未来を創り出すこと」
決めると、物事は動きだすのです。
例をあげると、あなたは外出しようかどうか迷っている状態だとします。
「よし、外出しよう!」
と決めたとたんに、行動しはじめる。
このようにささいなことでも、何かを決めたとたんに行動をはじめるという経験は誰にでもあると思います。
決断するときに、気をつけることがあります。
それは、人は決断するとき、不安や恐れを感じることです。
不安や恐れを感じたときの対処法が3つあるので、紹介しましょう。
3つの対処法
①不安や恐怖を感じて当たり前だと気づくこと
②不安の裏側にあるワクワクする気持ちにフォーカスすること
③決断にストレスを感じることほど即決する!
それぞれの対処法について説明しますね。
①不安や恐怖を感じて当たり前だと気づくこと
誰でも変化は怖いもの。
不安や恐怖をしっかり認めてあげると、逆に安心できます。
「不安や恐怖を感じてもいい」と自分に許可を与えると、かえって不安を感じ続けることができなくなるのです。
②不安の裏側にあるワクワクする気持ちにフォーカスすること
未来に対する「ワクワク感」が「不安」を上回れば、「もっと前にすすもう」という気分になります。
不安もワクワク感も同じ量だけあるのです。
このことに気づくと、心のブレーキを外しやすくなります。
③決断にストレスを感じることほど即決する!
「決めるのが怖いと思うこと」ほど、すぐに決めてしまうクセをつける。
「決断」には、「断つ」という字が入っています。
決めるという行為には、「それ以外の選択肢を断ち切る」という意味もあるのです。
第3の手紙:【直感】
第3の手紙で大事なポイントは次のことです。
「自分にとって何が大事かは、その人の心と体がちゃんと知っている」
直感は心の奥深くにある、明確な情報です。
その人に必要な情報しか送らないようになっています。
直感からのサインは、ワクワクする、ゾクッとくる、体が熱くなる、楽しくなってくるなどです。
直感が間違っていたと思うことがあるかもしれません。
ですが、それは一時的なこと。
後から振り返ったときに、その決断が間違っていなかったと思えるようになるものです。
第4の手紙:【行動】
第4の手紙で大事なポイントは次のことです。
「いくら『決断』しても、『行動すること』なしにはその未来は近づいてこない」
「決断」と「行動すること」は、セットです。
「決断」して「行動すること」で物事が動き出します。
物事が動き出すことで、自分が決めた未来が近づいてくるのです。
行動することができないという人もいるでしょう。
行動できない理由は、情熱が足りないせいもありますが、自分がワクワクするような目標がないということが大きいのです。
最初から完璧な目標を立てなくても良いです。
いちど目標を立てて、行動してみる。
行動してみて、目標を変更する。
これを繰り返すことで、明確な目標を立てることができるようになります。
第5の手紙:【お金】
第5の手紙で大事なポイントは次のことです。
【お金の正体】
1.お金とは「エネルギー」であり、善悪はない
2.多くの人が「お金を信頼すること」によって、その価値が成立している
3.「お金とどう付き合うか」は、選択できる
お金の正体の3つをそれぞれ説明していきましょう。
1.お金とは「エネルギー」であり、善悪はない
お金は「エネルギー」です。
お金はあたかも生きているかのように、いろいろなものに変化します。
ものを買うこともできるし、人を幸せにすることもできる。
そしてお金は「善悪の判断」がないから、素直に「エネルギーが強いもの」に、ひきつけられていく性質があるのです。
いい人がお金を持ったら「いいエネルギー」になり、悪人がお金を持ったら「悪いエネルギー」になります。
2.多くの人が「お金を信頼すること」によって、その価値が成立している
お金は多くの人が「お金を信頼すること」によって効力を発揮しているのです。
みんながお金を「信頼」しなくなった瞬間に、それはただの「紙切れ」になってしまいます。
価値があると思っているのは、「みんなの共同の幻想にすぎない」ということを理解することが大切です。
3.「お金とどう付き合うか」は、選択できる
お金は人生でいちばん大切にするものではありません。
しかし、大切にしないと人生を楽しく生きることはできないことも事実です。
お金は、それ自体では人を幸せにしませんが、お金がないことによる不便はいっぱいあります。
お金があるかどうかは人生を左右するほどです。
多くの人はお金について考えないようにしている。
それは、「お金と向き合うのが怖いから」です。
お金とどうやって付き合っていいのか、わからないのです。
「お金をいくら持っているか」ということと「幸せ」は、まったく関係がありません。
誰かに喜ばれることは、心のいちばんのご馳走です。
誰かを幸せにするたびに「自分の器」が大きくなることで、お金から自由になっていくのです。
お金とちゃんと向き合った上で、お金との距離のバランスをとることが大切なのです。
第6の手紙:【仕事】
第6の手紙で大事なポイントは次のことです。
「仕事の醍醐味は、誰かに何かをしてあげて感謝されること」
人は誰かに物をあげたり親切にすることに喜びを見出すのです。
このことは心理学の研究でも明らかになっています。
仕事をしないでたくさんお金を得たとしても、本当の意味で人は幸せを感じることはできないのです。
第7の手紙:【失敗】
第7の手紙で大事なポイントは次のことです。
「成功のためには、失敗は必要だということを知る」
失敗してもあきらめずに行動し続ける人の成功する確率は、10倍にも、100倍にもなるのです。
本当の失敗とは、あきらめること。
失敗をして、悩みながらも行動し続けることが大切なのです。
第8の手紙:【人間関係】
第8の手紙で大事なポイントは次のことです。
「本当の幸せは、人間関係で得られる幸せ」
人はお金や社会的地位では、幸せになれない。
心が満たされて幸せに生きていくためには、「いい人間関係」が不可欠です。
誰かと心からつながったと感じるときにしか、人は幸せを感じられないのです。
第9の手紙:【運命】
第9の手紙で大事なポイントは次のことです。
「人生の目的は自分らしく生き、人とつながること」
第1の手紙【偶然】から第8の手紙【人間関係】までを理解することで、自分らしく生きるとはどういうことなのかを知ることができます。
第8の手紙:【人間関係】の項目で書きましたが、誰かと心からつながったと感じるときにしか、人は幸せを感じられません。
だから人とつながるということが大切なのです。
自分に起こるすべてのことを受け入れる。
これができれば、おもしろい人生だと感じることができるのです。
「大富豪からの手紙」の書評
ここでは本書の書評を述べます。
本書を読んで次のことを得ることができます。
「人生で大切なものを学ぶ」
私たちが普段生きているなかで、意識できていないことを言語化して、大切なことなんだよと伝えてくれています。
物語形式なので、とても読みやすいです。
人によっては、「スピリチュアル」的な内容だと感じるかもしれません。
第8の手紙:【人間関係】の中で
世界中の人々が『どちらも正しい』とお互いを認め合うことができたら、戦争すらなくなってしまうかもしれません
引用元:「大富豪からの手紙」
という文があります。
『どちらも正しい』ということが理解しにくいとレビューを書いている人もいます。
ですが全体を通して読むと、人生で大切なことが多く書いてあります。
最後に私の心に刺さった文を紹介します。
留学、結婚、転職、独立、子どもを持つ、などの人生の重大事項に、しっかりと向き合えない人がたくさんいます。そして、なんとなく待ちの姿勢になっている間に、タイミングを逃してしまうんです。
引用元:「大富豪からの手紙」
これは私の人生にドンピシャです。(苦笑)
まとめ:人生で大切なものを学ぶ
人生を変えるのは、どんなときも「人」です。
人は誰かと心からつながることで幸せを感じるもの。
人生を変える「素晴らしい人」と出会ってほしい。
これが本田健さんの願いです。
本書では人生で大切なものを学ぶことができます。
人生に悩んだときに、何度も読み返したい本です。
今回の記事は以上で終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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