こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
最近「あり方」が大事だと感じてきた。「あり方」について学びたいので、『あり方で生きる』の内容を知りたい。
当記事で『あり方で生きる』を紹介します。
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著者の大久保寛司さんが本書で伝えたいことです。
この本をきっかけに自己との対話を深め、行動・実践すること。
引用元:『あり方で生きる』
その行動を通じて自らが幸せになること。
一人でも多くの周りの人を幸せにすること。
そのような存在になっていただきたい。
本書から学んだ3つのポイントがあります。
3つのポイント
ポイント1:聴く力を磨く
ポイント2:指は自分に向ける
ポイント3:言葉の本質はエネルギー
著者の大久保寛司さんのプロフィールを紹介します。
「人と経営研究所」所長
引用元:『あり方で生きる』
日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探究し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
本書は10の章で構成されています。
第一章 振り返ってみる
第二章 考えてみる
第三章 向き合ってみる
第四章 見つめてみる
第五章 心を込めてみる
第六章 受け入れてみる
第七章 変えてみる
第八章 聴いてみる
第九章 本気で動いてみる
第十章 実践してみる
これら10の章で「自分が変わる」50の言葉を、大久保さんの経験談を交えて教えてくれています。
それでは、『あり方で生きる』を紹介していきましょう。
目次
【要約】『あり方で生きる』から学んだ3つのポイント
『あり方で生きる』から学んだ3つのポイント。
3つのポイント
ポイント1:聴く力を磨く
ポイント2:指は自分に向ける
ポイント3:言葉の本質はエネルギー
なぜ「あり方」が大切なのか?
人は生きていくうえで、他人との関わりを持たなければいけません。
他人との関わりを持つためには、コミュニケーションが大事になります。
今、多くの学びは「やり方」に焦点が当たっています。
どんなにコミュニケーションの「やり方」を学んだとしても、良好な意志疎通を図ることは難しいものです。
コミュニケーションの本質は何か?
それは、その人の日頃の「あり方」が重要だと、大久保さんは語っています。
「やり方」ではなく、「あり方」。
自分がどのような存在になっているのかが大切なのです。
本書では「自分が変わる」50の言葉を、大久保さんの経験談を交えて教えてくれています。
「自分が変わる」50の言葉の中から、私が大事だと感じたことを3つのポイントに絞りました。
では、3つのポイントをそれぞれ説明していきます。
ポイント1:聴く力を磨く
人との関係性において、話すことより聴く力の方が大切です。
理由はこちら側が一方的に話していても、相手を理解することはできないからです。
相手の話を聴くことによって、初めて相手の人となりや考えていることを知ることができます。
「人は自分を理解してくれた人を信頼する」という基本があります。
聴く力を磨くことが、人との関係性を良くする上で大切なのです。
本書の中で、ある美容院グループの男性のお話が紹介されています。
美容師は離職率が高い職場です。
ところが、大久保さんが訪問した美容院グループは離職率が極端に低かった。
理由は美容院グループのトップ自ら、行き詰まった社員の悩みを聴く文化があったからです。
信頼している相手でなければ、人は心からの悩みを打ち明けることはありません。
聴く力があるということは、信頼を得る力もあると言えます。
ポイント2:指は自分に向ける
人を変えることはできません。
しかし、人が変わることはできる。
人が変わりたくなる、そのための環境、状況、条件をどうつくるか、ということが大切です。
相手を責めて、相手が変わることはありません。
変わりたくなる思いをつくる。
きっかけをつくること。
変わるきっかけは、指を自分に向けて、なぜ相手が好ましくない言動をとるのか、自分の日頃の言動やあり方を振り返ることです。
自分の日頃の言動やあり方が、相手に好ましくない言動をとらせているからです。
最初に自分が変わること。
自分の言動やあり方が変われば、相手も言動を変えようという気持ちになるものです。
ポイント3:言葉の本質はエネルギー
人前で話す、講演する、スピーチする。
聴く側に言葉がとても響く人と、まったく響かない人がいます。
文字にすれば同じ内容であっても、受け取る側は全く異なった受け取り方をします。
言葉の本質はエネルギー。
言葉には力があるのです。
文章にすると同じでも、エネルギーの質が違うから、伝わるものが違ってくるのです。
エネルギーの純度が高ければ高いほど、波動が美しければ美しいほど、人の心に入っていきます。
相手に何かを伝えたいならば、自分のエネルギーの質を高めること。
エネルギーの純度を高めることが大切です。
言葉の本質がエネルギーであるならば、人はそこにいるだけで、言葉を発しています。
つまり、黙っていてもエネルギーが出ていて、周囲の人たちに伝わるということになります。
言葉で伝えている間は大したことがない。
文字で伝えている間は大したことがない。
その場にただいるだけで、何かを変えてしまうようなエネルギーを発することのできる存在。
これが理想の姿と言えるのではないでしょうか。
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『あり方で生きる』の【書評】
本書は「自分が変わる」50の言葉を、大久保さんの経験談を交えて教えてくれています。
1つの言葉ごとに話は完結しています。
経験談も1つの言葉ごとに書かれているので、状況をイメージすることができ、言葉を理解しやすいです。
本書はやり方を学ぶものではありません。
人と接するときに、どのような心持ちでいるかということを学ぶものです。
本書を読んだからといってすぐに人との関係性が良くなるわけではありません。
自分で実践して体験をすることで、本書の内容を理解することができるものだと感じました。
次に私が本書を読んで感じたことをお伝えします。
本書の中で私の心に残った文があったので紹介します。
最近、私も70歳になって、すごいことが分かったんです。
引用元:『あり方で生きる』
「70歳になって、ほとんど何も分かっていないことが分かったんです」
著者の大久保さんは、10万人以上の行動を変容させてきた伝説のメンターと言われる方です。
そのような方でも、何も分かっていないと言うのです。
「本当に謙虚な人は、自分ができていないことが分かっている人です」と大久保さんは書いています。
自分が何も知らない、できないと知れば、謙虚になれます。
本書の中でも書かれていますが、人は自分のことが見えないものです。
だから、常に自分に指を向け、自分の言動やあり方を振り返ることが大切なのだと感じました。
まとめ:『あり方で生きる』から学んだことは3つ
『あり方で生きる』から学んだポイントは3つ。
3つのポイント
ポイント1:聴く力を磨く
ポイント2:指は自分に向ける
ポイント3:言葉の本質はエネルギー
コミュニケーションの本質は「あり方」です。
自分がどのような存在になっているのかが大切なのです。
自分が日頃から相手に話を聴いてもらえないような言動をしていたら、どのようなやり方で話をしても相手に話が伝わりません。
自分が相手に話を聴いてもらえるあり方をしているかを、常に自分に指を向けて振り返ることが大切です。
当記事では本書から3つのポイントを紹介しましたが、人との関わりで大事なことがたくさん書かれています。
自分は人から話を聴いてもらえないと感じている方に読んでほしい本です。
自分自身を振り返るヒントが見つかるでしょう。
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