こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
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ストーリーテリングを学びたいと考えている。『ストーリーで語る』という本が気になっている。本書を読んだら、どんなことを学べるのかを知りたい。
当記事で『ストーリーで語る』を紹介します。
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本書をおすすめしたい人は次のような人です。
ストーリーテリングをこれから学びたいと考えている人
逆に、本書をおすすめできない人は次のような人です。
ストーリーテリングのスキルを学びたい人
『ストーリーを語る』から学んだことは2つあります。
学んだこと
1.観察力
2.深掘り力
本書は著者の秋山楓果さんの経験をストーリーとして読むことで、ストーリーテリングを実感できる本です。
秋山さんの経験から、ストーリーテリングのスキルにつながる観察力と深堀力を紹介します。
本書を紹介するにあたってまずは、著者の秋山 楓果(あきやま ふうか)さんのプロフィールを紹介します。
Twitter界のストーリーテラー/AZ(アズ)創業者/東京デザインプレックス研究所 UXライティング・テキストコミュニケーション講師
2020年12月、「あっきゃん」のアカウント名でツイッターを開設。ごく普通のOLが、わずか100日でフォロワー数2万人を達成したとして、注目を集める。「短文羅列×情景描写×140字」で、さりげない日常のストーリーを綴るツイートが人気。ストーリーテリングの手法に則った独特の文章術は「あっきゃん構文」と呼ばれ、発信力を高めたい人たちのあいだで支持されている。
ブライダル業界勤務、広告代理店営業を経て、24歳で管理職に。2021年7月、ストーリーテリングブランド「AZ」を立ち上げて独立。現在はストーリーテラーとして、様々な企業のPRやブランディングに携わり、講師としても活動。UI/UX専攻コース他を担当し、UXライターとしても活躍の場を広げている。1996年生まれ、香川県出身。
引用元:『ストーリーで語る』
なお、2023年1月2日現在秋山さんのツイッターアカウントでは「あっきゃん構文」を封印しており、更新もほとんどされておりません。
本書は3つのPARTで構成されています。
本書の構成
PART1 ストーリーを誰が語るのか?
STORY1 私は、変わる。文章力を磨くために
STORY2 私になる。自分をプロデュースするために
PART2 ストーリーはどう語るのか?
STORY3 私は、伝える。サービス業で学んだコミュニケーション
STORY4 私は問う。営業で学んだ物語の視点
STORY5 皆と、語る。マネジメントで学んだ物語の力
PART3 ストーリーで何を語るのか?
STORY6 私は、飛躍する。物語で可能性は広がる
STORY7 私は、学び続ける。良い物語を紡いでいくために
それでは『ストーリーで語る』を紹介していきましょう。
目次
『ストーリーで語る』から学ぶのは観察力と深掘り力
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『ストーリーを語る』から学ぶことは2つあります。
学んだこと
1.観察力
2.深掘り力
観察力は日常の風景や出来事、人の言動を観察する力です。
深掘り力は思考や感情を掘り下げていく力です。
この2つの力は秋山さんが経験してきた仕事やツイッターの発信をしていくことで身につけたことです。
本書を読んで、観察力と深掘り力はストーリーテリングに大切な要素だと気づかされました。
次の章から観察力と深掘り力についてそれぞれ説明をしていきます。
『ストーリーで語る』から学ぶ観察力
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ストーリーテリングで出来事の状況を伝えるうえで、出来事をよく観察し、表現することが大切になります。
秋山さんには観察力があります。
秋山さんが観察力を身につけたポイントとなる経験は2つあると私は考えています。
①営業職
②ツイッターでの発信
ひとつずつ説明しましょう。
①営業職
秋山さんは22歳のとき、大手広告媒体を扱う代理店の営業職になりました。
このときに、相手の話をよく聴き、相手を理解することの大切さを実感したそうです。
お客様との話のきっかけをつかむために、目で見たこと、耳で聞いたことなどを五感で感じ取るようにしたのです。
この経験で観察力を磨いていきました。
②ツイッターでの発信
秋山さんがツイッターで投稿する内容は、日常の出来事に自分の考えや感情を付け加えたものでした。
秋山さんが投稿する文章は「あっきゃん構文」と呼ばれ、注目を集めました。
ツイッターに投稿する内容のネタとして、秋山さんは人間観察をしていたのです。
この経験もさらに観察力を磨くことになりました。
ストーリーテリングでは、出来事の些細な状況も伝えることで、受け取る側はイメージを膨らませたり、言葉や文字になっていないことを読み取ったりします。
出来事の些細な状況を描くためには、観察力が必要なのです。
『ストーリーで語る』から学ぶ深掘り力
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ストーリーテリングでは情景を描くことで、登場する人物の想いや感情を表現します。
このとき大事なのが、出来事を掘り下げて、登場する人物の想いや感情を知ることです。
本書で秋山さんは登場する人物や自分の想い・感情を知るために「なぜ?(Why?)」と問いかけて、深掘りをしていきます。
本書から例をあげます。
まずは光景です。
スーパー。お菓子コーナーに豆腐が置かれていた。明らかに冷気を失っている。店員に伝えると、廃棄処分との事。豆腐の下にあったのはクッキー。箱容器が濡れていたので一緒に回収された。元の位置に戻すのは店の仕事、と思っている人がいるのだろう。
ここからWhy?を重ねて、秋山さんが言語化されていない感情を探っていきます。
こんなことをするのは、よくないよね
↓(なぜ、こんなことをするのはよくないのか?)
品物がダメになるから
↓(なぜ、品物をダメにしてはいけないのか?)
廃棄することになるから
↓(なぜ、廃棄することになったらいけないのか?)
お店に損失を与えることになるから
↓(なぜ、お店に損失を与えてはいけないのか?)
それって、万引きと変わらなくない!?
秋山さんは怒りを感じていたのです。
そうしてできたツイッターのツイートが次のものです。
スーパー。お菓子コーナーに豆腐が置かれていた。明らかに冷気を失っている。店員に伝えると、廃棄処分との事。豆腐の下にあったのはクッキー。箱容器が濡れていたので一緒に回収された。元の位置に戻すのは店の仕事、と思っている人がいるのだろう。この行為は損失を伴う万引きとほぼ変わらないと思う(2021年5月24日)
この他にも秋山さんはWhy?を重ねて深掘りすることで、相手に気づきを与えたりしています。
ストーリーテリングは言葉を発しなくても、登場人物の想いを表現することができます。
表現したい想いや感情を知るためにも、Why?を重ねて深掘りすることが大切なのです。
【書評】『ストーリーで語る』はストーリーテリングを実感する本
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『ストーリーで語る』の書評です。
本書はストーリーテリングのスキルを学びたいと考えている人にはおすすめできません。
なぜなら、本書は秋山楓果という人間のストーリーを描くことでストーリーテリングを実感する本だと感じるからです。
秋山さんに本の執筆を声がけした編集者のLilyさんが、秋山さんに次のようにアドバイスをしています。
「あっきゃんは、自分のこと書いたらええよ。あっきゃん自身の物語が私は読みたい。伝えたいメッセージを物語で届けたらいい」
引用元:『ストーリーで語る』
また、本書の冒頭で秋山さんが高校生のときにアルバイトをしていたときのブライダル業界の社長さんが、秋山さんに次のように言ったことが書かれています。
「秋山は、何か発信をしてみたらいいんじゃないかな。これから個人の時代がくると言われているし。 24 歳で管理職として働く女性なんて、周りで聞いたことないよ。秋山の経験談や意見を聞きたい人は、たくさんいると思う。少なくとも僕は、そのうちの一人だよ」
引用元:『ストーリーで語る』
お二人の発言から、秋山楓果という人間には何かしらの魅力がある。
私は本書を読んでいて、秋山楓果という人間にはどんな魅力があるのだろう?と気になるようになりました。
本書には文章を書くテクニックやツイッターのテクニックも書かれています。
ですが、本書が出版された目的は、秋山楓果という人間のストーリーを語ることで読者にストーリーテリングを実感してもらうことではないかと私は感じました。
まとめ:『ストーリーで語る』から学んだことは観察力と深掘り力
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『ストーリーを語る』から学んだことは2つ。
学んだこと
1.観察力
2.深掘り力
観察力は日常の風景や出来事、人の言動を観察する力。
深掘り力は思考や感情を掘り下げていく力。
ストーリーテリングで想いや感情を表現するためには、日常の風景や出来事、人の言動をよく観察する力が必要です。
また、ある状況を見聞きしたときにどんなことを感じたのかということもWhy?を重ねて深掘りをしていかなければ、気づかないこともあります。
ストーリーテリングで表現をするならば、観察力と深掘り力は大事な要素だということを学びました。
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今回の記事は以上で終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。