こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
『Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代』の要約を知りたい
当記事で『Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代』を紹介します。
『Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代』はトッド・ローズとオギ・オーガスの2人の学者が共同でダークホースについて研究をおこない、本書を書きました。
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本書で著者たちが伝えたいこと
私たちはあなたが自分自身のことを「最高の自分」であると思えるようにしたい
本書は以下の構成になっています。
Introduction そんな古い「成功法則」をまだ信じているのか
Chapter1 自分を縛る「見えないルール」に気づくこと
ーーなぜ、「人生が順調」でも満たされないのか?ーー
Chapter2 「自分が好きなこと」を掘り起こせ
ーー【ルール①】大事なのは、「大きな情熱」よりも「小さなモチベーション」ーー
Chapter3 「自分に合った道」を選択する
ーー【ルール②】一般的なリスクは無視していいーー
Chapter4 独自の「戦略」を考え出す
ーー【ルール③】一見風変わりな方法も自分には「正攻法」になるーー
Chapter5 人生の目的地に到達するには、目的地を探してはいけない
ーー【ルール④】「目的地」のことは忘れて、充足感を抱いているか自問するーー
Chapter6 誰でも、何歳からでも「才能」は開花する!
ーー「何かを達成できる機会」は無限にある!ーー
Chapter7 世界は確実に変わってきている!
ーー「充足感」の追求こそ個人の使命ーー
Conclusion 「個人の幸せ」を追求すれば、周りも幸せにできる
あなたが「最高の自分」と思えるようになるために大切なキーワードがあります。
それは「充足感」です。
本書の中で紹介されているダークホースたちが大切にしているのが、「充足感」だったのです。
「充足感」を追求することで、あなたが「最高の自分」と思えるようになり、さらに「個人の幸せ」を感じることができるようになれるのです。
そして「個人の幸せ」を追求することが、周りも幸せにすることに繋がります。
それでは、『Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代』を紹介していきましょう。
目次
「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」で著者たちが伝えたいこと
本書で著者たちが伝えたいことを以下のように書いています。
私たちの目標は、あなたを「世界一」にすることではなく、私たちはあなたが自分自身のことを「最高の自分」であると思えるようにしたいと考えている。
引用元:「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」
本書は「最高の自分」であると思えるようになるために、ダークホース的な考え方をするための手引書なのです。
著者たちには信念があります。
本書から引用します。
2人は「個性が重要なのだ」という共通の信念のもとに、協力し合うようになった。よい社会を築くためには、一人ひとりがもつそれぞれの資質を最大限に生かされなければならないと、私たちは信じている。
引用元:「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」
一人ひとりの能力を完全に生かせるようになるために研究をしていた著者たちは、ダークホースたちがどのように成功したのかということに注目し、ダークホースたちについて研究をおこなったのです。
本書で使用されている「ダークホース」という言葉について説明しておきましょう。
「ダークホース」という言葉は元々競馬用語で、本命ではなく番狂わせを生む「穴馬」のことを指します。
このことから予想外の活躍をする人のことも「ダークホース」と呼ぶようになりました。
本書で使用されている「ダークホース」は予想外の活躍をした人たちのことを指しています。
【要約】ダークホース的な考え方の4つの要素
ダークホースについて研究をした著者たちはダークホースたちの考え方に共通する4つの要素を見つけました。
この4つの要素が本書の要点になります。
4つの要素
第1の要素:小さなモチベーションを見つける
第2の要素:自分に合った選択を探し出す
第3の要素:自分に合った戦略を見つける
第4の要素:目的地のことは忘れる
ダークホース的な考え方をするために大切なキーワードがあります。
それは「充足感」です。
「充足感の追求」という決断こそが、ダークホースを定義づけるものです。
「充足感の追求」こそ、最高の人生を歩むチャンスを最大限に増やすことになるのです。
次から4つの要素についてそれぞれ説明します。
第1の要素:小さなモチベーションを見つける
ダークホース的な考え方の最重要かつ第一の要素は、「小さなモチベーションを見つける」です。
人間には多様なモチベーションがあります。
極めて個人的な「小さなモチベーション」が自分らしく物事を成し遂げていく人生において何よりも不可欠なことを著者たちは発見しました。
ダークホースたちは、自分自身の(いわば偏った)好みや興味に突き動かされていたのでした。
具体例として、本書で紹介されているダークホースたちの「小さなモチベーション」は、次の3つがあります。
・整理整頓をすること
・キノコを識別すること
・鳥を識別すること
「小さなモチベーションを見つける」と言われても自分の小さなモチベーションを突き止めるのは至難の業です。
ですが毎日あなたが直感的にやっていることを利用して、あなたの隠れた小さなモチベーションを発見することができるのです。
著者たちはこれを「判定ゲーム」と呼んでいます。
判定ゲームには3つのステップがあります。
判定ゲームの3つのステップ
第1のステップ:自分が他者をジャッジ(評価)している瞬間を意識すること
第2のステップ:他者を反射的に評価しながら、どういう気持ちが湧いてきたかを見極めること
第3のステップ:他者に対してなぜそのような気持ちを抱いたのか自問すること
3つのステップをそれぞれ簡単に説明しましょう。
第1のステップ:自分が他者をジャッジ(評価)している瞬間を意識すること
人は誰でも、常に他者をジャッジしています。
自分はどんなときにジャッジ(評価)しているのかを自覚することが必要です。
第2のステップ:他者を反射的に評価しながら、どういう気持ちが湧いてきたかを見極めること
肯定的だろうと否定的だろうと、拍手を送りたい気分だろうと非難を浴びせたい気分だろうと、とにかく強い感情が表われるかどうかを自覚することです。
第3のステップ:他者に対してなぜそのような気持ちを抱いたのか自問すること
第3のステップでは自分に正直になることが大切です。
もし自分がその人のように生きていたら、どういうことが好きで、どういうことが嫌いか。
自分にこの問いかけをして、自分のなかから出てきた答えに焦点を当てます。
「判定ゲーム」の目的は他者の長所と欠点を冷淡に値踏みすることではありません。
あくまでも、目標は自分の強い感情的な反応を知り、それを使ってあなた自身の隠れた欲求の全容を探り出すことにあるのです。
第2の要素:自分に合った選択を探し出す
ダークホース的な考え方の第2の要素は、「自分に合った選択を探し出すこと」です。
あなたの情熱を目的に変えるための手段、それが選択です。
選択権とは、あなた自身の中にある「好きなこと」「小さなモチベーション」が、より多く生かされる機会を見つけて選ぶ権利のこと。
選択権はあなたが目的をつくり出す権利、ひいては、充足感を得る権利なのです。
もしあなたの個性にフィットする選択肢を自由に探せるなら、あなたは今まで誰も気づかなかったチャンスを発見するかもしれません。
あなたのことについて誰よりも詳しいのは、あなた自身です。
「自分を理解すること」が、何よりも力を発揮するということを、ダークホースたちは明らかにしてくれています。
自分自身を知り、自信をもって行動を起こすことによって、自分の運命をコントロールできるようになるのです。
第3の要素:自分に合った戦略を見つける
ダークホース的な考え方の第3の要素は、「自分に合った戦略を見つける」ことです。
ダークホース的な考え方において、戦略とは「うまくなる」方法のこと。
つまり、どの戦略も時の経過とともに自分が上達していくのを目指すものだということになるのです。
戦略を選ぶことは、どのように試行錯誤するかという問題でもあります。
自分に合った戦略を見つけるプロセスでは、失敗することを想定する必要があります。
自分に合った戦略を見つけるプロセスは、発見と修正を何度も繰り返すことなのです。
第4の要素:目的地のことは忘れる
ダークホース的な考え方の第4の要素は、「目的地のことは忘れる」です。
旅路の果てを見通すのではなく、目の前にあることに集中する。
ダークホースたちは、目的地を知ることなく成功を収めることが可能だと教えてくれています。
ただし、自分自身がどういう人間かを知らないと成功へ辿り着くことはできません。
ダークホースたちは「目的地」を無視しますが、「目標」は無視しません。
ダークホース的な考え方では、この2つに明確な違いがあります。
目的地は自分以外の誰かが考えた目的に個人が同意し、目指すと決めた地点のこと。
いっぽう目標は、直接的・具体的に達成可能なものです。
成功という山を踏破(とうは)するには、情熱から生まれるエネルギーと、目的意識から生まれる方向性が必要。
湧き起こる充足感に満たされるには、自ら設定した目標を達成して得られる誇りと自尊心と充実感が必要なのです。
「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」の【書評】
本書は、人によっては理解しにくいかもしれません。
本書で使われている言葉を利用して理由を述べると、私たちは標準化時代の成功法則を信じているからです。
標準化時代とは、西洋社会が工場生産を基盤にした製造業経済に移行した「産業化時代」のことです。
近頃では「標準化時代」と呼ぶ傾向が強まっているそうです。
標準化時代は独自の「成功の定義」を生み出しました。
「出世の階段を登ることによって、富と地位を獲得すること」という定義です。
「自分の目的地を知り、それに向かって懸命に取り組み、コースから外れるな」というメッセージは、何世代にもわたって私たちの胸に深く刻まれ、これこそが豊かな人生を確保するための最も信頼できる方策なのだと信じて疑わなくなったと著者たちは述べています。
本書は新たな「成功法則」が必要とされる時代が既に始まっているという確信に基づいて書かれています。
個人の興味や関心、行動に合わせてサービスを最適化する「個別化(個人化)されたサービス」。
いまの社会は「個別化されたサービス」を提供する「個別化の時代」を迎えようとしているのです。
社会全体は既に、階級制のある安定した大企業に支配された産業経済から、フリーランサー・個別請負業者・自由契約者などが活躍する「情報とサービスの経済」に移行しています。
標準化時代の成功法則で実際に成功した人や、標準化時代の成功法則を信じている人にとってはダークホース的考え方は理解しにくいでしょう。
いっぽうで、標準化時代の成功法則のルールに従おうと何度も試みたのにことごとく失敗に終わった経験がある人にとっては、本書の内容が理解できるかもしれません。
なぜなら、ダークホースたちがそうだったからです。
まとめ:「最高の自分」になる手引書
「充足感」を追求することで、あなたが「最高の自分」と思えるようになり、さらに「個人の幸せ」を感じることができる。
本書は「最高の自分」であると思えるようになるために、ダークホース的な考え方をするための手引書です。
ダークホース的な考え方に4つの要素があります。
4つの要素
第1の要素:小さなモチベーションを見つける
第2の要素:自分に合った選択を探し出す
第3の要素:自分に合った戦略を見つける
第4の要素:目的地のことは忘れる
ダークホース的な4つの要素の考え方で「充足感」を追求し、「最高の自分」と思えるようになりましょう。
これまでの成功法則のルールに従おうと何度も試みたのにことごとく失敗に終わった経験がある人にとって、本書は読んでみる価値はあるでしょう。
最後に本書の解説を書いた伊藤羊一さんの言葉を引用し、終わりにしたいと思います。
さあ、踏み出そう。成功にむけて、ではなく、あなた自身の充足を求めて。
引用元:「Dark Horse 好きなことだけで生きる人が成功する時代」
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今回の記事は以上で終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。