
ウェルスダイナミクスのベースになっている易経って何?
こんにちは、ちゃむです。
ウェルスダイナミクスのベースになっている1つに易経があります。
易経って何?
と思っている方もいるのではないでしょうか?
今回は易経のポイントを教えます。
記事を読めば、易経のポイントを知ることができますよ。
ウェルスダイナミクスのベースになっているもの
ウェルスダイナミクスはフューチャーリスト(未来学者)で社会企業家のロジャー・J・ハミルトンが考案しました。
ウェルスダイナミクスのベースとなっているのは、分析心理学、易経、陰陽五行、春夏秋冬の理論です。
では易経についてのポイントをお伝えしていきますね。
易経とは
易経は古代中国の書物で、儒教の基本書籍である五経の一つです。
五経は次の5つのことです。
五経
- 『詩経』
- 『書経』
- 『易経』
- 『春秋』
- 『礼気(らいき)』
易経の著者は伏義(ふっき・ふくぎ)とされています。
伏羲は古代の伝説上で神、賢人と言われている人物です。
易経は多面的な特徴を持つ書物です。
特徴として以下のことがあげられます。
- 占いのテキスト
- 哲学書
- 儒教の経典
- 処世術・智恵の書
- 道の書
易の起源は今から約3000年前、古代中国の殷(いん)という王朝の時代までさかのぼります。
殷の時代は軍事、祭祀、狩猟,天候など国家的行事の吉凶を占う風習があり、占いの道具として亀の甲羅や牛の肩甲骨が使われていました。
事前に占う内容を亀甲や骨に刻んでおき、それを熱して生じた「ト(ぼく)」の形に似たひび割れから判断するというものです。
占いの判断とその後に起きた結果も同じ亀甲や骨に刻んでいき、その記録の積み重ねとしてまとめたものが易の起源にあたります。
殷人は、記録の統計と偶然という相反する要素を1つにまとめて、統計的な考えから偶然的な事象を先読み・分析しようとしていた、と言えます。
そして自然や社会のさまざまな物事・事象を卦(か)という記号で表しました。卦は ☰ や ☷ というように、陽を表す横一本線と陰を表す横二本線で構成される記号です。
易経は六十四の卦で構成されていて、卦の説明と解説を記したものです。
六十四卦(ろくじゅうしか・ろくじゅうしけ)は八卦(はっか・はっけ)がベースになっています。
八卦の成り立ちは八卦太極図で知ることができます。

八卦太極図は易の構成図です。陰は--、陽は―という記号(爻コウ)であらわします。
太極とは
この世界すべてのものであり、極めて大きなもので易の本体になります。
両義とは
太極が両義つまり、陰陽という相互対立的な活動を生んだと考えられました。
世の中のすべてのものがこの陰陽から成り立っているとするのは易の考え方であり、この陰陽が易の基本となっています。
四象とは
陰陽の対立関係だけでは、一切の物事や事象の具体的な関係を把握するには十分ではありません。
陰陽が二本ずつ組み合わさり、老陽、少陽、少陰、老陰の4つに分かれ、これを四象といいます。
八卦とは
四象それぞれにさらに陰陽を加えて分け、その3本の象が八卦となります。
これが易の説く、この世の森羅万象の基本的な八種である、乾(けん)・兌(だ)・離(り)・震(しん)・巽(そん)・坎(かん)・艮(ごん)・坤(こん)です。
しかし八卦だけでは、詳細をあらわすには大まかすぎるので、八卦太極図をより進め広げて、六十四卦になりました。
一つの卦は、三本の爻の八卦を上下二つに重ねた、陰陽の六本の爻で成り立っています。

出典:JapaneseCrass.jp
今回は六十四卦の詳細については省略します。
詳しく知りたい方は記事の終わりに今回の記事作成のために参考にしたホームページのリンクを貼っておきますので、ご覧になってください。
ウェルスダイナミクスのプロファイルと八卦それぞれの意味
ウェルスダイナミクスにおいて易経はどのように当てはまるのか?
ウェルスダイナミクスで易経はプロファイルに当てはまります。
易経の八卦それぞれの意味と当てはまるプロファイルを説明していきましょう。

乾(けん)
乾は三爻とも全部陽の卦で、天と陽が万物を生み出し主宰し、活動させるという卦です。
プロファイルはクリエイターです。
震(しん)
震は二陰の下に陽が発生し、雷が万物を奮い立たせるという卦です。
プロファイルはスターです。
離(り)
離は二陽が一陰を包み、中が空虚で外に陽気が発散するという、口や火をかたどる卦です。
プロファイルはサポーターです。
兌(だ)
兌は二陽を一陰がおさえ、旺盛な陽気を陰気が軟化し、穏やかにするという卦です。
プロファイルはディールメーカーです。
坤(こん)
坤は三爻とも全部陰の卦で、地が万物を包み込み育成するという卦です。
プロファイルはトレーダーです。
巽(そん)
巽は二陽の下に陰が入りこんでいる象で、風が陽気を吹き飛ばすという卦です。
プロファイルはアキュムレーターです。
坎(かん)
坎は中の陽を外の陰が包む内剛外柔の象で、水が万物を潤すという卦です。
プロファイルはロードです。
艮(ごん)
艮は下の二陰を上の陽が抑えている象で、山が動かずに万物を止めているという卦です。
プロファイルはメカニックです。
兌 (だ) | 艮 (ごん) | 離 (り) | 坎 (かん) | 巽 (そん) | 震 (しん) | 坤 (こん) | 乾 (けん) | |
沢 | 山 | 火(日) | 水 | 風(木) | 雷 | 地 | 天 | 自然 |
小女 | 小男 | 中女 | 中男 | 長女 | 長男 | 母 | 父 | 人間 |
説 | 止 | 麗 | 陥 | 入 | 動 | 順 | 健 | 属性 |
羊 | 狗 | 雉 | 豚 | 鶏 | 竜 | 牛 | 馬 | 動物 |
口 | 手 | 目 | 耳 | 股 | 足 | 腹 | 首 | 身体 |
西 | 東北 | 南 | 北 | 東南 | 東 | 西南 | 西北 | 方角 |
まとめ: 易経は古代中国の書物で、儒教の基本書籍である五経の一つ

易経は古代中国の書物で、儒教の基本書籍である五経の一つです。
易経は多面的な特徴を持つ書物です。
世の中の様々な物事・事象について説明をしているため、占いや帝王学などの書物として現代でも役立つ内容のものです。
最後に今回の記事作成にあたり、参考にしたホームページのリンクを貼っておきます。
易経についてさらに詳しく知りたいかたはご覧になってください。
Wikipedia 「易経」
竹村亞希子の『易経』はやわかり
易経ネット
現役易者が分かりやすく紐解く「易とは何か?」
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