こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
「エッセンシャル思考」の要約が知りたい。そして「エッセンシャル思考」をおすすめしたい人を教えてほしい。
このような悩みを持つ人に、「エッセンシャル思考」の【要約】と「エッセンシャル思考」をおすすめしたい人をお伝えします。
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当記事でお伝えしたいことは次の3つです。
ポイント①
【本書を読むことで得られること】
他人の期待に振りまわされず、自分に正直に生きる方法が見つかる
ポイント②
【エッセンシャル思考とは何か】
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を貫く生き方
ポイント③
【「エッセンシャル思考」をおすすめしたい人】
・副業をしていて時間の確保に苦労している人
・ひとりビジネスをしていて時間がないと感じている人
それでは「エッセンシャル思考」について説明していきましょう。
目次
「エッセンシャル思考」の構成とポイント
この章では「エッセンシャル思考」の構成とポイントをお伝えします。
本書は4つのパートで構成されています。
本書の構成
PART1 エッセンシャル思考とは何か
PART2 見極める技術
PART3 捨てる技術
PART4 しくみ化の技術
各パートはさらにいくつかの章で構成されています。
次に各パートのポイントをお伝えしましょう。
PART1 エッセンシャル思考とは何か
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を貫く生き方です。
エッセンシャル思考には基礎となる3つの考え方があります。
3つの考え方
1.選択
2.ノイズ
3.トレードオフ
PART2 見極める技術
エッセンシャル思考の人は、非エッセンシャル思考の人よりも多くの選択肢を検討します。
たっぷりと時間をかけて選択肢を見くらべ、意見を聞き、話し合い、熟考する。
本質的なことを見極めようとするのです。
PART3 捨てる技術
他人からのプレッシャーに負けず、きっぱりと上手に断ることは、エッセンシャル思考の必須スキルです。
なるべく相手を傷つけず、うまく頼みを断るためには、勇気と思いやりが不可欠です。
PART4 しくみ化の技術
努力と根性でやりとげるのではなく、すんなりと実現するようなしくみをつくる。
じっくりと計画を立てて、事前に障害を取り除くことが大切です。
次の章から、各パートの要約をお伝えします。
【要約】PART1 エッセンシャル思考とは何か
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を貫く生き方です。
エッセンシャル思考はより多くの仕事をこなすためのものではなく、やり方を変えるためのものなのです。
エッセンシャル思考には基礎となる3つの考え方があります。
3つの考え方
1.選択
2.ノイズ
3.トレードオフ
3つの考え方をそれぞれ説明していきますね。
1.選択
選択とは、行動です。
与えられるものではなく、自分でつかみとるものなのです。
選択肢はかぎられているかもしれませんが、選択肢のなかから何を選ぶかは、いつだって自分次第なのです。
選ぶという行動を自分のものにしないかぎり、エッセンシャル思考は身につきません。
2.ノイズ
多数の良いチャンスは、少数のものすごく良いチャンスに遠く及びません。
そのことを理解し、数かぎりないチャンスのなかから「これだけは」というものを見つけなくてならないのです。
本当に重要なことにイエスと言うために、その他すべてにノーと言う必要があります。
3.トレードオフ
何かを選ぶことは、何かを捨てることです。
エッセンシャル思考の人は誰かに決められる前に、自分で決めます。
「何をあきらめなくてはならないか?」と問うかわりに、「何に全力を注ごうか?」と考えることが大事なのです。
本書にはエッセンシャル指向モデルの対比表が書いてあります。
この対比表をみれば、非エッセンシャル思考とエッセンシャル思考の違いが分かりやすいです。
非エッセンシャル思考 | エッセンシャル思考 | |
考え方 | みんな・すべて ・やらなくては ・どれも大事だ ・全部こなす方法は? | より少なく、しかしより良く ・これをやろう ・大事なことは少ない ・何を捨てるべきか? |
行動 | やることをでたらめに増やす ・差し迫ったものからやる ・反射的に「やります」と言う ・期限が迫ると根性でがんばる | やることを計画的に減らす ・本当に重要なことを見定める ・大事なこと以外は断る ・あらかじめ障害を取り除いておく |
結果 | 無力感 ・何もかも中途半端 ・振り回されている ・何かがおかしい ・疲れきっている | 充実感 ・質の高い仕事ができる ・コントロールしている ・正しいことをやっている ・毎日を楽しんでいる |
【要約】PART2 見極める技術
エッセンシャル思考の人は、時間をかけて選択肢を検討します。
何事もまず選択肢を調べないことには、本質を見極めることはできないのです。
本質を見極める技術のポイントを3つあげます。
3つのポイント
1.考えるためのスペースをつくる
2.情報の本質をつかみとる
3.自分自身への投資を怠らない
それぞれについて説明します。
1.考えるためのスペースをつくる
考えるためのスペースをつくるとは、考える時間を確保することです。
誰にも邪魔されず、静かに集中できる時間と状況をつくることが大切なのです。
2.情報の本質をつかみとる
あらゆる事実には、本質が隠されています。
エッセンシャル思考の人は、すべてに注意を向けることが不可能だと知っているので、話の空白を聞き、行間を読むのです。
3.自分自身への投資を怠らない
私たちの最大の資産は、自分自身です。
自分への投資を怠り心と体をないがしろにすると、価値を生み出すための元手がなくなってしまいます。
本書では優秀な人たちが自分を壊している原因として、睡眠不足をあげています。
エッセンシャル思考の人は睡眠を武器だと考え、自分の力を引き出すために活用する。
計画的に十分な睡眠をとることで、仕事の質を最大限に高めているのです。
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【要約】PART3 捨てる技術
捨てる技術のポイントを3つあげます。
3つのポイント
1.本質目標を決める
2.上手に断る
3.損失を切り捨てる
それぞれ説明しましょう。
1.本質目標を決める
大きな意味があり、心に残る本質目標を決めることが大切です。
本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要になります。
本質目標を正しく使えば、人生に意味を与え、正しい方向へと導いてくれます。
2.上手に断る
他人からのプレッシャーに負けず、きっぱりと上手に断ることは、エッセンシャル思考の必須スキルです。
同時に、もっとも難しいスキルでもあります。
著者がエッセンシャル思考になって実感したことは、人はノーと言う勇気のある人を高く評価し、尊敬するということです。
3.損失を切り捨てる
人は損失を切り捨てることに抵抗感を感じます。
その理由は「サンクコストバアイス」と呼ばれる心理が働くからです。
「サンクコストバアイス」とは、すでにお金や時間を支払ってしまったという理由だけで、損な取引に手を出しつづける心理的傾向のことです。
何かをやめることは簡単ではありません。
心理的バイアスにとらわれず、きっぱりと「やめる」スキルを身につければ、人生はもっとシンプルになるはずだと著者は書いています。
【要約】PART4 しくみ化の技術
しくみ化の技術のポイントを3つあげます。
3つのポイント
1.小さな一歩を積み重ねる
2.本質的な行動を無意識化する
3.「今、何が重要か」を考える
それぞれ説明します。
1.小さな一歩を積み重ねる
エッセンシャル思考の人は何でもやろうとせず、小さな成功を積み重ねます。
心理学の研究で、人間のモチベーションに対してもっとも効果的なのは「前に進んでいる」という感覚であると言われています。
小さくても前進しているという手応えがあれば、未来の成功を信じられる。
そのまま進みつづけようという力になるのです。
2.本質的な行動を無意識化する
エッセンシャル思考の人は重要なことをやりとげるために、重要なことをするのを日頃から習慣にするのです。
正しい習慣をつづけていれば、偉大な結果は自然とついてきます。
本質的な目標に向かう行動を習慣づけてしまえば、無意識のうちに目標を達成できます。
いちいち難しい判断をする必要はないし、誘惑から目をそむけるためにエネルギーを使う必要もない。
習慣をつくる段階で少しだけ努力すれば、あとは勝手にうまくいくものです。
3.「今、何が重要か」を考える
エッセンシャル思考の人は今ここに集中します。
昨日や明日ではなく、今この瞬間に何が大事かを考えるのです。
今このときを生きているから、目の前の仕事に全力で没頭できる。
よけいな考えにエネルギーが奪われることもない。
持てる力のすべてを賭けてこそ、偉大な仕事が可能になるのです。
「エッセンシャル思考」をおすすめしたい人
「エッセンシャル思考」をおすすめしたい人は次のような人です。
・副業をしていて時間の確保に苦労している人
・ひとりビジネスをしていて時間がないと感じている人
上記のような人たちは、自分が本当に取り組みたいこと以外に時間をとられることが多いでしょう。
例えば、本業での残業、家庭のこと、友人からの誘い、電話・メール対応、接客対応など。
このような人たちに「エッセンシャル思考」は、自分にとって本当に大事なのは何かということを考えるきっかけを与えてくれます。
エッセンシャル思考を実践できるようになれば、本当に大事なことに集中できるようになります。
ですがエッセンシャル思考を実践することは簡単なことではありません。
エッセンシャル思考を実践することは簡単なことではありませんが、自分ができる範囲から取り組むことはできます。
著者は以下のように書いています。
自分にできる範囲で、自分らしいやり方でやればいい。
引用元:「エッセンシャル思考」
小さく始めたことを周囲の人たちも理解してくれるようになれば、実践できる範囲が広がるでしょう。
まとめ:エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を貫く生き方
エッセンシャル思考とは、「より少なく、しかしより良く」を貫く生き方
エッセンシャル思考はより多くの仕事をこなすためのものではなく、やり方を変えるためのものです。
エッセンシャル思考で生きることは、後悔なく生きることにつながります。
本当に大切なことを見極め、そこに最大限の時間とエネルギーを注げば、後悔の入り込む余地はなくなる。
自分の選択を心から誇りに思えるようになります。
人生の分かれ道に直面したら、自分にこう問いかけてみましょう。
「本当に重要なのは何か?」
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「エッセンシャル思考」はマンガ版もあります。
文字を読むことが苦手と感じる人にはマンガ版をおすすめします。
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『エッセンシャル思考』の発売後にやり方が間違っていることに気づいた著者が、やり方を変えようと試みたのが「エフォートレス思考」。
『エフォートレス思考』についての【要約・書評】記事も書いています。
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