こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
お金の勉強をするために「サイコロジー・オブ・マネー」という本をすすめている人が多い。どんな内容なのかを知りたい。
当記事で「サイコロジー・オブ・マネー」の【要約】と【書評】をお伝えします。
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本書は金融の世界に携わってきた著者が、お金持ちになっても感情をコントロールできずに破滅する人たちがいるのを見て、お金に対する人間の心理や行動について書いた本です。
著者が本書で伝えたいこと。
「お金とうまくつき合うには、頭の良さより、行動が大切だ」
行動するために大事になってくるのが、「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」なのです。
本書は20の章で構成されています。
本書の構成
第1章 おかしな人は誰もいない
第2章 運とリスク
第3章 決して満足できない人たち
第4章 複利の魔法
第5章 裕福になること、裕福であり続けること
第6章 テールイベントの絶大な力
第7章 自由
第8章 高級車に乗る人のパラドックス
第9章 本当の富は見えない
第10章 貯金の価値
第11章 合理的>数理的
第12章 サプライズ!
第13章 誤りの余地
第14章 あなたは変わる
第15章 この世に無料のものはない
第16章 市場のゲーム
第17章 悲観主義の誘惑
第18章 何でも信じてしまうとき
第19章 お金の真理
第20章 告白
当記事では「サイコロジー・オブ・マネー」の【要約】を3つのポイントに絞ってお伝えします。
それでは、「サイコロジー・オブ・マネー」を紹介していきましょう。
目次
経済的成功のカギは「ソフトスキル」
著者が本書で伝えたいこと。
「お金とうまくつき合うには、頭の良さより、行動が大切だ」
これを一言で表現すると次の言葉になります。
「ソフトスキル」
経済的な成功は、何を知っているかよりも、どう振る舞うかという「ソフトスキル」が重要なのです。
著者はこのソフトスキルを「サイコロジー・オブ・マネー(お金の心理学)」と呼んでいます。
科学や物理学のようなものではなく、複雑で測定が難しい人間の心理や行動が大きく関わっているからです。
「サイコロジー・オブ・マネー」の【要約】お金についてより良い判断をするための3つの教訓
本書ではお金についてより良い判断をするための教訓をいくつも教えてくれています。
数ある教訓のなかから、当記事では3つの教訓に絞って紹介します。
3つの教訓
1.物事がうまくいっているときには慎重に、うまくいかないときには寛容に
2.エゴを減らせば、豊かになれる
3.「誤りの余地」を何よりも大切にする
3つの教訓をそれぞれ説明していきましょう。
1.物事がうまくいっているときには慎重に、うまくいかないときには寛容に
世の中には運もリスクも現実に存在し、その影響を見極めるのは難しいものです。
だから、自分や他人を評価するときは、「何事も、見かけほど良くも悪くもない」と肝に銘じること。
運とリスクの存在を認めれば、自分がコントロールできることだけに集中しやすくなります。
2.エゴを減らせば、豊かになれる
貯金とは、「収入からエゴを差し引いたもの」です。
富は目に見えません。
富とは、将来より多くのものや選択肢を手に入れるために、今買うものを抑えることで生まれるもの。
どれだけ稼いでも、お金を今日、今この瞬間を楽しむことばかりに使ってしまえば富は築けないのです。
3.「誤りの余地」を何よりも大切にする
将来、自分の望み通りになるとは限りません。
「誤りの余地」とは、何が起こるかわからないと想定しておくことです。
何が起こるかわからないと想定しておくことで、予想外の出来事に耐えやすくなるのです。
耐久力があると、時間をかけて資産を運用でき、魔法のような複利の効果を享受できるようになります。
誤りの余地をつくっておくことは、臆病なタイプの人が取りがちな安全策のように見えますが、そうではありません。
これは資産を築くことを長く続けるための重要な手段です。
資産を築くことを長く続けられるからこそ、誤りの余地をつくらない場合に比べて何倍ものリターンが得られるのです。
「サイコロジー・オブ・マネー」の【書評】
「サイコロジー・オブ・マネー」の【書評】です。
本書を読んで、心に残った文を引用します。
経済的自立の達成には、高収入を得る必要はない。大切なのは、贅沢をせず、身の丈に合った生活をすることだ。
引用元:「サイコロジー・オブ・マネー」
この文を読んだときに、私は「となりの億万長者」を思い出しました。
「となりの億万長者」にも同じようなことが書いてあったからです。
「となりの億万長者」についての記事はこちら
>>『となりの億万長者』【要約】本物の億万長者の日常生活から学ぶこと
贅沢をせず、身の丈に合った生活をすること。
本書のなかに出てきた言葉で表現すると”足るを知る”。
身の丈に合った生活をすることができれば、余計な支出をせずに、貯金や投資にお金を回すことができます。
身の丈に合った生活をすることが大切だということを改めて感じました。
次にインデックスファンドについての話です。
著者は長年の試行錯誤の末に、低コストのインデックスファンドだけを保有するようになりました。
低コストのインデックスファンドに数十年かけて一貫して投資し、下手にいじることなく複利で運用すれば、私たち家族の経済的目標をすべて達成できる可能性は高い
引用元:「サイコロジー・オブ・マネー」
と著者は考えるようになったからです。
考えの根本には、質素倹約を大切にする著者夫婦のライフスタイルがあります。
著者は現在、貯金とインデックスファンドで資産を形成しています。
私は水瀬ケンイチさんが書いた『お金は寝かせて増やしなさい』を以前読んだのですが、水瀬さんも同じように「貯金+インデックスファンド」を実践しています。
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人それぞれ考え方、世代、環境、価値観が違います。
「貯金+インデックスファンド」が向いている人、向いていない人といるでしょう。
ですが、本書を読むと資産を形成するには「貯金+インデックスファンド」が適した方法だと感じました。
まとめ:経済的成功のカギは「ソフトスキル」
経済的な成功は、何を知っているかよりも、どう振る舞うかという「ソフトスキル」が重要
お金についてより良い判断をするための3つの教訓
3つの教訓
1.物事がうまくいっているときには慎重に、うまくいかないときには寛容に
2.エゴを減らせば、豊かになれる
3.「誤りの余地」を何よりも大切にする
お金を稼ぐことよりもお金を守ることのほうが難しいものです。
お金を守るためには、人間の心理や行動を知ることが大切です。
本書はお金に対する人間の心理や行動を知るための手引書になってくれています。
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今回の記事は以上で終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。