こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
遅咲きで成功した人たちはどんな特徴があるのか知りたい
あなたは若くして成功した人たちがメディアに取り上げられているのを見たことがありますか?
若くして成功した人たちは話題性があるので、メディアに取り上げられやすいのでしょう。
そして若くして成功した人たちの情報に触れたあなたはこのように思いませんか?
「自分は遅咲きで成功したい」
そこで今回の記事では、書籍『早期の成功者より、遅咲きの成功者は最高の生き方を手に入れる』から、遅咲きで成功した人たちに共通する時間をかけて得た6つの強みを紹介します。
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当記事を読めば、遅咲きで成功するために大切な要素を知ることができます。
さっそく、遅咲きの成功者が時間をかけて得た6つの強みを紹介していきましょう。
目次
遅咲きの成功者が時間をかけて得る6つの強み
遅咲きの成功者が時間をかけて得た6つの強みは次のものです。
6つの強み
第1の強み:好奇心
第2の強み:思いやり
第3の強み:復活力
第4の強み:冷静さ
第5の強み:洞察力
第6の強み:知恵
遅咲きの成功者は山あり、谷ありの人生を歩んでいることが多いです。
さまざまな困難に直面し、乗り越える。
そのような経験をしたからこそ、身につけることができるのが6つの強み(好奇心、思いやり、復活力、冷静さ、洞察力、知恵)なのです。
次の章から6つの強みをひとつずつ説明していきます。
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第1の強み:好奇心
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第1の強みは「好奇心」です。
早咲きの人も好奇心は持っています。
では遅咲きの人は、早咲きの人より好奇心が旺盛なのだろうか?
実はこのことを明示する研究は存在しません。
著者の観察上ということになりますが、遅咲きの人は子どもっぽい性格を保っているぶん、子ども時代の好奇心も保っているように見えるということです。
ロンドン拠点の科学ジャーナル『キューブ』誌は次のように書いているそうです。
「人がなにかに好奇心を抱けばそれだけモチベーションが高まり、モチベーションが高まればそれだけ、より多くを学ぶようになり、さらに好奇心を抱くようになる」
子どもっぽい好奇心は人生において、長く、継続的に花を開かせるうえで、花を開かせるという能力そのものも含め、大切なことなのです。
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第2の強み:思いやり
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第2の強みは「思いやり」です。
他者の立場になってものを考え、相手が直面している困難を理解し、いちばん適した方法で手を差しのべることができる能力です。
また、ややこしい感情を寛大に受け入れるための能力でもあります。
共感は他者が経験する気持ちを感じる能力ですが、思いやりは共感を超えて他者を助けようとする行動につながります。
遅咲きの人の多くは、人生の山や谷に直面するたびに思いやりを深めていきます。
生きていく中でつまずいたり、ぶつかったり、傷を負ったりすることで、人との関係を見抜く力と先を見通す力を得ていくのです。
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第3の強み:復活力
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第3の強みは「復活力」です。
『サイコロジー・トゥデイ』誌は、
「復活力とは、人生に打ちのめされた人間を以前より強くして舞い戻らせる、言いようのない資質のこと」
と定義しています。
遅咲きの人たちは逆境に陥りやすい。
人は年齢を重ねるとともに、逆境に応じて前進するためのツールと視野を手に入れるのです。
遅咲きの人たちは直面した逆境の中で自身の役割を、自己非難することも、人に責任転嫁することもなく、判断することができます。
何度か社会から拒絶された経験があるために、支援を求めるネットワークが広く、前進するためのツールをネットワークから手に入れることができるのです。
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第4の強み:冷静さ
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第4の強みは「冷静さ」です。
冷静さは「とりわけ困難な状況に陥ったときに冷静沈着でいられる」能力。
人の脳は、歳をとるにつれて冷静さを求めるようにできています。
心理学者によると、興奮や気分の高揚といった感情は若い人たちに幸福感をもたらし、平穏や落ち着き、そして安堵は年長者に幸福感をもたらすということです。
遅咲きの人たちにとって、冷静さはごく自然に育むことのできる特質なのです。
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第5の強み:洞察力
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第5の強みは「洞察力」です。
遅咲きの人たちがよく持ち合わせているものは洞察力です。
通説では、洞察は突如としてひらめきとともにやって来るといわれています。
しかし洞察に必要なのは天才的なひらめきだけではありません。
洞察は、経験、パターン、文脈といった精神的ライブラリー全体から引っ張りだされた結果であり、そこから並外れて貴重なアイデアが誕生するものなのです。
歳を取るにつれ、人間の脳は新しい認識のどれがじっさい有用なのか、より鋭く判断できるようになります。
子どもやティーンエイジャーや若者は、年長者よりも多くの新しい認識を得ることができます。
しかし新しい認識のどれが有用で、どれが一時的な楽しみにすぎないのか、といったことを見定める能力がまだ完全には発達していないのです。
早咲きの人たちも洞察力を持っています。
ですが、有効な洞察を生む力は年齢とともに向上するため、遅咲きの人たちに際立った優位性を与えることになります。
このことから、洞察力が遅咲きの人たちの根本的な強みだと考えることができるのです。
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第6の強み:知恵
遅咲きの成功者が時間をかけて得る第6の強みは「知恵」です。
時と場所を越えて、知恵は人類が獲得した最高のものだとされてきました。
その捉えどころのない概念は、古代より哲学書や宗教書で顕著に取り上げられています。
人生の苦境を乗り越えていくうちに、個人の特質と経験が融合して複雑なパターンを形成するようになり、そこから知恵が発生します。
知識、経験、直感を総じたものが知恵となるのです。
作家のダニエル・J・ブラウンは次のようにいっています。
「知恵とは、若いときは見えづらい人生の層に目を向ける能力だ」
年齢と経験を重ねるにつれ、知恵は減るのではなく増えていくものです。
純粋な認知スピードは年齢とともに低下するかもしれませんが、知識と経験にもとづいた論理的思考と認知力は劣化しません。
まとめ:遅咲きの成功者が時間をかけて得る6つの強み
遅咲きの成功者が時間をかけて得た6つの強みは次のものです。
6つの強み
第1の強み:好奇心
第2の強み:思いやり
第3の強み:復活力
第4の強み:冷静さ
第5の強み:洞察力
第6の強み:知恵
6つの強みは早咲きの人たちも持っているものもあるでしょう。
ですが、遅咲きの成功者は山あり、谷ありの人生を歩んだ経験から深みのある強みになっているのです。
あなたが自分の人生を振り返ってみて、これら6つの強みを身につけていると思えれば、遅咲きの成功者になれる可能性を持っているといえるでしょう。
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今回の記事は以上で終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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