こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
「エフォートレス思考」の要約が知りたい。それと「エフォートレス思考」を読んだ感想も知りたい。
このような悩みを持つ人に、「エフォートレス思考」の【要約】と【書評】をお伝えします。
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本書は次のような人に読んでもらいたい本です。
・まじめに頑張っているのに、なぜかうまくいかないと感じている人
・やる気があるのに、成果が出ない人
・なんだか疲れるばかりで、前に進めないと感じている人
上記のような人たちに著者が伝えたいことは
「今のやり方が、唯一の道ではない」
ということです。
前著「エッセンシャル思考」が発行されてから、著者は「エッセンシャル思考」を実践しているにもかかわらず、忙しすぎてすっかり燃えつき、どこにも進めない状態になったそうです。
「エッセンシャル思考」についての記事はこちら
>>『【要約】「エッセンシャル思考」大切なことに集中するスキル』
やり方が間違っていることに気づいた著者が、やり方を変えようと試みたのが「エフォートレス思考」です。
エフォートレス思考とは、働き方や生き方をすっかり変えてしまう試みです。
エッセンシャル思考は「何を」やるかを教えてくれる。
エフォートレス思考は「どのように」やるかを極める技術です。
それでは「エフォートレス思考」について説明していきましょう。
目次
「エフォートレス思考」の構成
エフォートレス思考とは、働き方や生き方をすっかり変えてしまう試みです。
頑張らないのに結果を出す。
いや、頑張らないからこそ結果が出せる。
正しいやり方さえ見つければ、人生の重荷は軽くなり、余裕で大きな成果がついてくるのです。
本書は3つのPARTで構成されています。
PART1 エフォートレスな精神
PART2 エフォートレスな行動
PART3 エフォートレスのしくみ化
3つのPARTは「エフォートレス思考」を身につけるためのステップになっています。
「エフォートレス思考」を身につけるためのステップ
PART1 エフォートレスな精神
頭のガラクタを片づけて、余裕のマインドを手に入れる
PART2 エフォートレスな行動
もっとも効率のいいポイントを見つけて、余裕で最高の成果を出す
PART3 エフォートレスのしくみ化
行動を自動化し、成果が勝手についてくるしくみをつくる
3つのステップを順に身につければ、なんの苦労もなく、最高の成果を出しつづけることが可能になります。
次の章から3つのPARTの要約をそれぞれお伝えしていきます。
【要約】「エフォートレス思考」PART1 エフォートレスな精神
エフォートレスな精神は肉体的にも精神的にも疲れがなく、エネルギーに満ちた状態です。
精神が研ぎ澄まされ、隅々まで注意が行き渡る。
今このときを味わい、大事なタスクに集中することが可能になります。
PART1は5つの章で構成されています。
第1章 INVERT(転回) 頑張れば成果が出るとはかぎらない
第2章 ENJOY(遊び) 「我慢」を「楽しい」に変える
第3章 RELEASE(解放) 頭の中の不用品を手放す
第4章 REST(休息) 「休み」で脳をリセットする
第5章 NOTICE(集中) 今、この瞬間にフォーカスする
それぞれの章で「やり方」が4つ紹介されています。
各章から4つのうち1つだけ「やり方」を紹介します。
第1章 INVERT(転回) 頑張れば成果が出るとはかぎらない
「どうしてこんなに大変なんだ?」と問うのではなく、「どうすればもっと簡単になる?」と考える。
第2章 ENJOY(遊び) 「我慢」を「楽しい」に変える
重要な任務と、楽しい行動を組み合わせる。
第3章 RELEASE(解放) 頭の中の不用品を手放す
心の中の不要な荷物を捨てる。
第4章 REST(休息) 「休み」で脳をリセットする
「何もしない」技術を身につける。
第5章 NOTICE(集中) 今、この瞬間にフォーカスする
無関係なことに気を取られず、そこに「いる」力を身につける。
【要約】「エフォートレス思考」PART2 エフォートレスな行動
エフォートレスな行動とは、より少ない努力でより大きな成果を出すことです。
先延ばしにするのをやめて、最初の一歩を上手に踏みだす。
考えすぎず、楽に行動する。
無理やりにではなく、自分のペースで前に進む。
そうすれば頑張りすぎず、余裕で成果を出すことができます。
PART2も5つの章で構成されています。
第6章 DEFINE(目標) ゴールを明確にイメージする
第7章 START(発動) はじめの一歩を身軽に踏みだす
第8章 SIMPLIFY(削減) 手順を限界まで減らす
第9章 PROGRESS(前進) よい失敗を積み重ねる
第10章 PACE(上限) 早く着くために、ゆっくり進む
各章から1つずつ「やり方」を紹介しましょう。
第6章 DEFINE(目標) ゴールを明確にイメージする
プロジェクトに着手する前に、まず「完了」のイメージを明確にする。
第7章 START(発動) はじめの一歩を身軽に踏みだす
シンプルな行動から始める。
第8章 SIMPLIFY(削減) 手順を限界まで減らす
必要のない努力をしない。
第9章 PROGRESS(前進) よい失敗を積み重ねる
安く失敗する。
学習サイズの失敗から学ぶ。
第10章 PACE(上限) 早く着くために、ゆっくり進む
ゆっくりはスムーズで、スムーズは速い。
全力疾走が速いわけではないと理解する。
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【要約】「エフォートレス思考」PART3 エフォートレスなしくみ化
エフォートレスな精神を身につけ、エフォートレスな行動を取れるようになったら、次の一歩はエフォートレスをしくみ化することです。
できるだけ少ない努力で、望む結果が何度も繰り返し得られるようにします。
エフォートレスをしくみ化すれば、何度も同じ努力をすることなく、自動で成果を出すことができます。
PART3も5つの章で構成されています。
第11章 LEARN(学習) 一生モノの知識を身につける
第12章 LIFT(強化) いちばんシンプルに伝える
第13章 AUTOMATE(自動化) 勝手に回る「しくみ」をつくる
第14章 TRUST(信頼) 不信のコストを削減する
第15章 PREVENT(予防) 問題が起こる前に解決する
各章から1つずつ「やり方」を紹介しましょう。
第11章 LEARN(学習) 一生モノの知識を身につける
目先の方法ではなく、原則を学ぶ。
第12章 LIFT(強化) いちばんシンプルに伝える
教えることをレバレッジにして、力を何倍にも引き出す。
第13章 AUTOMATE(自動化) 勝手に回る「しくみ」をつくる
できるだけ多くのタスクを自動化し、脳の利用可能なスペースを広げる。
第14章 TRUST(信頼) 不信のコストを削減する
誠実さ、知性、自発性を備えた人材を採用する。
第15章 PREVENT(予防) 問題が起こる前に解決する
問題をごまかさず、問題が起こる前に解決する。
「エフォートレス思考」の【書評】
「エフォートレス思考」の書評です。
「エフォートレス思考」は具体例を使って伝えたい内容を説明しているので、イメージしやすく、そして理解しやすく書かれています。
本書に書かれている具体例を1つ紹介します。
エフォートレス思考の3ステップ(エフォートレスな精神、エフォートレスな行動、エフォートレスのしくみ化)をバスケットボールのフリースローのシーンに例えています。
3ステップの例え
最初に選手はフリースローを投げるポイントを定めて、集中力を高める。
選手の頭の中がクリアになり、あらゆる感情が遠のき、観衆のノイズがミュートされる。
これがエフォートレスな精神。
第2に、選手は膝を曲げ、肘を正しい角度にセットすると、最小限の動きでボールを手放す。
この段階で、選手は頭を使っていない。
体の奥深くに染み込むまで練習しているからだ。
力を入れず、ただ流れにまかせて実行する。
これがエフォートレスな行動。
第3に、ボールがきれいな弧を描いて宙を飛び、ネットにボールが吸い込まれる。
まぐれではない。
プロの選手は、何度でも同じように正確なフリースローを再現することができる。
これがエフォートレスのしくみ化。
いかがでしょう?
フリースローのシーンをイメージすることで、エフォートレス思考の3ステップが理解しやすく感じられたのではないでしょうか。
当記事では3つのPARTの章に書かれている「やり方」を1つのみ挙げましたが、本書のそれぞれの章では4つ「やり方」が書かれています。
残りの「やり方」については本書を読んでみてください。
それぞれのPARTの終わりにPARTのまとめが書かれています。
手っ取り早く内容を知りたい人は、まとめだけを読むのも良いでしょう。
本書の最後に著者の娘さんの病気について書かれています。
そのため著者は家族と過ごす時間をとても大切にしています。
「エッセンシャル思考」と「エフォートレス思考」は著者にとって必然のものなんだと感じました。
まとめ:エフォートレス思考とは働き方や生き方をすっかり変えてしまう試み
エフォートレス思考とは働き方や生き方を、すっかり変えてしまう試みです。
・まじめに頑張っているのに、なぜかうまくいかないと感じている人
・やる気があるのに、成果が出ない人
・なんだか疲れるばかりで、前に進めないと感じている人
上記に思い当たる人は「やり方」を見直してみましょう。
本書には「やり方」を見直すヒントが書かれています。
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