こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
読んだ人の心を動かすことができる文章を書けるようになりたい。ライティング初心者でも分かりやすい本を紹介してほしい。
こんな悩みをお持ちのあなたへ『人を操る禁断の文章術』を紹介します。
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本書を読むことで得られるハッピーな未来は次のことです。
ハッピーな未来
人の心を動かす文章を書けることは一生の武器になる
本書の内容をひと言に要約すると以下の言葉になります。
想像力を刺激する
著者が本書で伝えたいこと。
伝えたいこと
文章とは、読まれるために書くものではない。
行動させるために書くものだ。
本書の著者はメンタリストDaigo(だいご)さんです。
Daigoさんはテレビに出演したり、YouTuberとして活動もしているので、ご存知の方も多いでしょう。
メンタリストDaigoさんが書いたこの本は、読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導する文章術です。
本書は4つの章で構成されています。
本書の構成
第1章 文章が持つ力は∞(無限大)
第2章 「書かない」3原則で人を操る
第3章 人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
第4章 あとは、5つのテクニックに従って書くだけ
当記事では、文章術の心理的なポイントについての要約をお伝えします。
それでは『人を操る禁断の文章術』を紹介していきましょう。
目次
【要約】人を操る文章の3つの原則
「文章はただ書くのではなく、読んだ相手の心を動かし、想像力を使ってもらうために書く」のだとDaigoさんは書いています。
本書は読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導する文章術です。
心理技術を使った文章はさまざまあります。
ですが心を動かす文章には、共通する3つの原則があるのです。
3つの原則
原則1:あれもこれもと書き過ぎない
原則2:きれいな文章を書こうとしない
原則3:自分が書きたいことを書かない
それぞれの原則について説明しますね。
原則1:あれもこれもと書きすぎない
人は受け取った情報が足りないとき、想像や予測で判断する習性があります。
文章を書くときに、あえて情報量を少なくすることで、読み手の想像力を利用することができるのです。
文章の中に込めるメッセージは1つ。
そのメッセージが相手に伝わり、心を動かすことで、1つの結果を得ることができるのです。
原則2:きれいな文章を書こうとしない
人を動かすのは「論理」ではなく「感情」です。
親近感を覚える文章は話しかけるように書くこと。
表現が稚拙であろうと言葉選びが洗練されていなくても、個人的な思いや背景が盛り込まれた文章を書くことが大切です。
こちらが感情を抑えてしまうと、それは鏡のような効果を生み、相手の心から湧き上がってくるはずの感情を押さえつけてしまいます。
読み手は心が動かされると、書き手のねらい以上に多くのことを想像し、解釈を広げてくれる。
そして行動したくなるのです。
原則3:自分が書きたいことを書かない
読み手は書き手が期待するほど、文章としっかり向き合ってくれるわけではありません。
文章を書く前に読み手の心を読むことが重要です。
読み手の心を読んで、どういう言葉なら反応するのか。
「こういう文章なら、読んだあとに行動してくれるかな」と考えることが大切です。
刺さる言葉は自分の中ではなく、読み手の心の中にあるのです。
【要約】人を動かす7つの引き金
相手を誘導するには、相手の心に寄り添うことが最も大切です。
「心を動かす文章」と「動かせない文章」との違いは、読み手の欲求に刺さるかどうかにあります。
人は「自分の欲求と関連したことが書いてある」と気づいたら、目の前の文章を読もうとするのです。
読まれる文章にはうまさや美しさではなく、「あなたの欲求を満たすものがここにありますよ!」という強い求心力が備わっています。
欲求に関連した言葉を散りばめることで、読み手にとって読んでみたい文章になるのです。
欲求に関連した人を動かす7つの引き金を紹介しましょう。
7つの引き金
トリガー1:興味
トリガー2:ホンネとタテマエ
トリガー3:悩み
トリガー4:ソン・トク
トリガー5:みんな一緒
トリガー6:認められたい
トリガー7:あなただけの
ひとつずつ説明をします。
トリガー1:興味
読み手はどんなものに興味を持っているのかを探ります。
人は共通点のある相手に接近していくので、読み手の興味がある文章を書くのです。
トリガー2:ホンネとタテマエ
「ホンネとタテマエ」のポイントは、「こうあるべき」とされているタテマエの部分と本人が「こうありたい」と思っているホンネとのギャップにあります。
ギャップが大きくなればなるほど、その人を動かす、強いエネルギーに変わります。
不満やストレスを文章によって認め、受け止めることで、本人が理想としているあり方を自覚してもらう。
「こうありたい」と思っている理想の状態を自覚させ行動を促すのです。
トリガー3:悩み
「悩み」は、人の心を動かす大きなフックになります。
人の悩みは4つにまとめることができます。
Health:健康、美容
Ambition:夢、将来、キャリア
Relation:人間関係、結婚、恋人、会社
Money:お金
4つの悩みにそれぞれ「世代」をかけ合わせることで、どのような悩みがあるのかを考えることができます。
トリガー4:ソン・トク
人は自分が得をすることよりも損することに、より大きな影響を受けます。
「ソン・トク」は心理学用語で両面提示と片面提示と呼ばれる、説得の手法を応用したものです。
両面提示は、デメリットとメリットを両方とも伝える方法。
デメリットを知ることで、相手はこちらを信頼してくれ、さらに「こういう部分は良くないんだな」と納得してくれます。
片面提示は、メリットだけを伝える方法。
トクだけをアピールし、気持ちを後押しする方法です。
ソン・トク両面揃った文章は、相手からの信頼を深めるトリガーとなります。
両面提示を行う上で重要なのは、ネガティブな情報を先に提示したあとで、ポジティブな情報を伝えるという順序です。
トリガー5:みんな一緒
「みんな」というキーワードは人を行動に駆り立てる強力なトリガーです。
人は決定に迷ったとき、未知の状況に陥ったとき、周囲の人たちを観察し、同じ行動をとろうとします。
文章のトリガーとするときに気をつけたいのは、読み手が一緒になりたい、帰属したいと思っているカテゴリーを知ることです。
トリガー6:認められたい
人から褒められる、認められる、評価されるのは、うれしいもの。
これは私たちの心の中にある承認欲求が満たされるからです。
文章の中に「相手を認める言い回し」を入れることで、相手は行動を起こしてくれます。
トリガー7:あなただけの
「あなただけに・・・」。
人はこの設定に弱く、心がぐいぐい動かされてしまいます。
人間はあったはずのものや持っていたはずのものがなくなりそうになると、心が煽(あお)られるのです。
【書評】ライティング初心者向けの最小限の文章心理を学べる
『人を操る禁断の文章術』の書評です。
本書を読んで私が感じたことは、ライティング初心者が最小限の文章心理を学べるということです。
ライティング中級者以上の方が本書を読むと、物足りなさを感じると思います。
本書はライティング初心者向けの本です。
ライティングに使える心理技術はほかにもあります。
ライティング初心者が、心理技術の詳しい本を読んでもすぐには理解できないでしょう。
私がそうでした。
本書はライティング初心者に分かりやすいように書かれています。
当記事では書きませんでしたが、本書には文章を書くテクニックが紹介されています。
本書に書かれていることを実践できると、感情がある文章を書くことができるでしょう。
まとめ:読者の想像力を刺激する
本書の内容をひと言に要約すると以下の言葉になります。
想像力を刺激する
著者が本書で伝えたいこと。
伝えたいこと
文章とは、読まれるために書くものではない。
行動させるために書くものだ。
本書は読み手の想像力を刺激して、感情を揺さぶり、行動を誘導する文章術です。
ライティング初心者が最小限の文章心理を学ぶことができます。
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今回の記事は以上で終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。