こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
いずれ成功したいと思って頑張っているが、自分よりも早く成功した人がいることを知ると自信を失くしてしまう。
当記事で自信喪失を利用して才能を開花させる方法を紹介します。
次のような人に読んでほしい記事です。
・遅咲きで成功を目指している人
・他人と自分を比較して自信を失いやすい人
当記事は下記の書籍を参考にしています。
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『早期の成功者より、遅咲きの成功者は最高の生き方を手に入れる』
リッチ・カールガード 著
遅咲きの成功者は自信喪失を経験している人が多いです。
自信喪失を経験した遅咲きの成功者が才能を開花させた鍵は
「自己効力感」
です。
さっそく自信を失くした人が「自己効力感」を高める方法を紹介していきます。
目次
自信喪失は自分を疑うこと
最初に自信喪失とはどういう状態なのかを説明しますね。
自信喪失は自分を疑っている状態です。
英語で「自信喪失」を表すスペルがいくつかあります。
そのうちの1つが「self-doubt」です。
「doubt(疑う)」という言葉はラテン語で「心が揺れる、ためらう、いぶかしむ」を意味する「dubitare」から来ています。
自分を疑うというのは、自身の能力にたいして心が揺れ、ためらい、いぶかしむことです。
そのため、自分自身、能力、決断に自信が持てなくなるのです。
自信喪失はどんな人も経験します。
自信喪失の問題点は、自分の潜在能力をフルに認識することができなくなることです。
自信喪失を利用して才能を開花させる鍵は【自己効力感】
進化論的見地から言えば、自信喪失は役に立つものです。
理由は2つ。
・人の注意を喚起する
・やる気を起こさせる
自信のなさを利用して向上し、才能を開花させた人たちがいます。
才能を開花させた人たちが自信喪失を利用したときに鍵となったもの。
「自己効力感」
自己効力感とは、簡単に言うと自分の能力に自信を持つこと。
”自分ならできる”と思う気持ちが大事なのです。
自己効力感を持つことが大切な理由は、望む結果を生みだせると心から信じないかぎり、そもそもなにかをしてみようという気にも、困難にぶち当たったときにやり抜こうという気にもならないからです。
自己効力感があっても、ときには自信を失うことがあります。
それでも主体性を維持することはできます。
主体性とは自信を喪失しても、みずから意義深い行動を起こすことができるという信念です。
才能を開花させることができた人は、自信を失ったからといって引き下がったりしません。
むしろ自信のなさを利用して、向上するのです。
自己効力感を向上させる2つの方法
自己効力感を向上させる方法を紹介します。
方法は2つあります。
自己効力感を向上させる2つの方法
1.自己慈悲心を高める
2.独り言を言う
ひとつずつ説明しますね。
1.自己慈悲心を高める
自己慈悲心を高めるとは、自己を受け入れ、自身に共感すること。
もう少し分かりやすく言うと、自分の欠点や限界を認め、欠点や限界を客観的で現実的な視点から見つめ直すことです。
自己慈悲心は自分自身をなだめ、まちがいを認め、そこから学び、成功するよう自身のモチベーションを高める能力です。
人間には欠点もあるし完璧ではありません。
自己慈悲心を高めることができると、人間は完璧ではないと考えられるようになります。
では、自己慈悲心の育み方を紹介しましょう。
自己慈悲心を育むためには2つのステップがあります。
2つのステップ
ステップ1:自身の内なる声に気づく
ステップ2:自分自身に語りかける方法を変える
それぞれのステップを簡単に説明します。
ステップ1:自身の内なる声に気づく
なにかに失敗したと思うと、自分を責める人が多いものです。
まずは、自分を批判している声に気づき、批判を受け入れることが1つ目のステップになります。
例をあげましょう。
あなたが仕事でミスをしたとします。
「ミスをしてお客様に迷惑をかけてしまった。自分はなんて駄目な人間なんだ」
これが内なる声です。
客観的に自分の状態をみて、自分に批判の声を掛けていることに気づくことです。
そして、自分を批判している状態を受け入れます。
ステップ2:自分自身に語りかける方法を変える
たとえまちがいを犯した場合でも、親しい友人や愛する人を扱うように自分を扱いましょう。
やさしさ、思いやり、気づかいを持って自分を扱うことです。
そのうえで、自分を批判している声を別の言葉に変えることがステップ2になります。
先程の例を使います。
「ミスをしてお客様に迷惑をかけてしまった。自分はなんて駄目な人間なんだ」
自分を批判しているこの言葉を別の言葉に変えてみます。
「ミスをしてお客様に迷惑をかけてしまった。お客様には誠心誠意対応をしよう。同じミスを繰り返さないために、仕事のやり方を変えよう。」
このように、ミスをしたという事実を受けとめたうえで自分を前進させる言葉を自分に掛けるのです。
ただし、これは自分自身に嘘をつくことではありません。
人はだれでも間違いをします。
完璧な人間はいません。
自分は人間だという事実を受け入れ、失敗や不満を認識し、失敗や不満を前進する力に変えるのです。
2.独り言を言う
独り言は自分と対話をすることです。
自分の経験から距離を置く(人生を熟考する)ためのツールとして利用します。
独り言の効力は、自分を第三者の視点で見ることができ、感情、思考、エネルギーをコントロールできることです。
独り言で大事なポイントが2つあります。
2つのポイント
①自分のことを名前で呼んだり、「あなた」という代名詞で呼びかける
②現実的でポジティブな言葉で語りかける
ひとつずつ簡単に説明しましょう。
①自分のことを名前で呼んだり、「あなた」という代名詞で呼びかける
ミシガン大学のイーサン・クロス氏は、自分のことを名前で呼んだり、「あなた」という代名詞で呼びかけたりする方が、「わたし」という一人称を使う人よりも、ストレス下でより高いパフォーマンスが実現できることを発見しました。
クロス氏は、人は第三者の目で自分を見つめると、「客観的で有用な反応ができる」と言っています。
②現実的でポジティブな言葉で語りかける
独り言は現実的でポジティブな言葉で語りかけることが大切です。
例えば、あなたが不安な気持ちを抱いているとしましょう。
このときに語りかけるならば、次のような言葉です。
「あなたはワクワクしている!」
「ワクワクしよう!」
現実的でないポジティブな言葉は失望につながる可能性があり、自己効力感を減少させることになるので注意してください。
まとめ:自信喪失を利用して才能を開花させる鍵は自己効力感
自信喪失を利用して才能を開花させるために鍵となるもの。
「自己効力感」
自己効力感とは、簡単に言うと自分の能力に自信を持つこと。
”自分ならできる”と思う気持ちが大事です。
自己効力感を向上させる方法は2つあります。
2つの方法
1.自己慈悲心を高める
2.独り言を言う
才能を開花させることができた人は、自信を失ったからといって引き下がったりしません。
むしろ自信のなさを利用して、向上するのです。
私たちは人間です。
自信喪失は誰でも経験することです。
「自信喪失はふつうのこと、人間とはそういうものだ」と言えるようになれば、経験を成長する力に変えることができます。
今回の記事は以上で終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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