こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。
『「自分」の生き方』という本に書いている「人生を変える公式」が気になっている。『「自分」の生き方』の内容を知りたい。
当記事で『「自分」の生き方』を紹介します。
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著者の小池 康仁(こいけ こうにん)さんが本書で伝えたいのは次のことです。
在り方次第で人生は大きく変化する
本書では人生を変える公式を教えてくれています。
人生を変える公式
(宿命 + 環境)× 在り方 = 運命
著者の小池 康仁(こいけ こうにん)さんのプロフィールを紹介します。
一部上場企業に入社後、IT・戦略会計・人材育成分野のコンサルタントとして、主に上場企業を中心に10年間コンサルティング業務に従事。国内大手メーカーの教育機関に転職後、国内外の人材育成業務に携わる。その後、独立起業し、現在は数十社の会社を統括する経営者であり、経営アドバイザリーとしても活躍中。また東洋哲理思想の帝王学・陰陽五行論を経営に活かす第一人者として、現在全国で2000名以上に指導を行っている。
引用元:『「自分」の生き方』
本書は5つの章で構成されています。
第1章 「人生を変える公式」との出会い
第2章 日本に影響を及ぼした「陰陽五行論」
第3章 「生きる」という本当の意味
第4章 人間関係を好転させる
第5章 気配り・心配りができる帝王になれ
本書は対話式のストーリーです。
電子部品メーカーで営業をしている28歳の青年が、ある日偶然に小池 康仁さんと出会います。
「人生を変える公式」という言葉を耳にした青年が、康仁さんから人生について教えを受け、人生が変わっていくというストーリーです。
それでは、『「自分」の生き方』を紹介していきましょう。
目次
『「自分」の生き方』の人生を変える公式とは?
電子部品メーカーで営業をしている28歳の青年がある日、ホテルのラウンジで雨宿りをしているとき、隣のテーブルから聞こえてきた言葉。
「人生を変える公式」
「人生を変える公式」とは何か?
「人生を変える公式」とは
(宿命 + 環境)× 在り方 = 運命
公式のそれぞれの言葉を説明します。
運命とは、人生の成果・結果を表します。
宿命とはその人が生まれながらに持っている、役割、才能、資質を表しています。それはその人の内側にあって、変えることのできないものです。
環境とは、親、生まれた国、生まれた時代背景、住む場所や出会う人を指します。この世の誕生とともに決定された変えられない先天的環境と、後から変えられる後天的環境とで構成されます。親、生まれた国、時代背景は先天的環境であり、仕事や住む場所、出会う人は後天的環境です。
在り方とは、考え方や言葉遣い、行動などのことです。
人生を変える公式で大事なポイントは「×(カケル)」です。
宿命と環境を足したものに在り方を掛けます。
ということは、在り方が良い状態であればあるほど、運命が大きく変わるということになります。
どんな宿命であっても、どんな環境であっても、自分の心掛けと行動次第で人生を好転させることができるのです。
運命を変えるのは、自分の在り方次第ということです。
『「自分」の生き方』の【要約】ポイントは3つ
この章では、本書の【要約】としてポイントを3つに絞って紹介します。
3つのポイント
ポイント1:五徳本能
ポイント2:「今ここ」に集中する
ポイント3:目の前の人へ心を寄せる
それぞれのポイントについて説明していきますね。
ポイント1:五徳本能
本書は東洋哲理思想の陰陽五行論からの教えをもとに話が進んでいきます。
陰陽五行論についてはこちらの記事に書いていますので、参考にご覧ください。
>>【ウェルスダイナミクス】のベースになっている陰陽五行を簡単に教えます!
古代中国で生まれた儒教が説く人間が備えるべき五つの徳を五徳と呼びます。
五徳とは、「仁義礼智信」のことです。
「仁義礼智信」のそれぞれの文字の意味は次のとおりになります。
「仁」:人を愛し守ること
「義」:筋を通し裏切らないこと
「礼」:礼節を守り正しい言葉遣いをすること
「智」:知性を磨くこと
「信」:人を引きつける魅力を持つこと
続いて、五行論では木性、火性、土性、金性、水性の5つの物質から地球は成り立っているとしています。
五徳と五行はつながり、組み合わさっています。
「仁」=「木性」
「義」=「金性」
「礼」=「火性」
「智」=「水性」
「信」=「土性」
さらにもう一つ、「本能」という概念も加わります。
「仁」=「木性」は守備本能
「義」=「金性」は攻撃本能
「礼」=「火性」は伝達本能
「智」=「水性」は習得本能
「信」=「土性」は引力本能
以上を合わせて五徳本能と呼びます。
また、五徳はそれぞれ東西南北と中央に配置されます。
図にしたのが次のものです。
五行、五徳本能という概念を理解して、人生に活かしていくことが人生を変える公式の秘密になります。
ポイント2:「今ここ」に集中する
最も大切なのは「今ここ」です。
今この瞬間が、自分の人生を支配しているのです。
今この瞬間をどう生きるのか。
自分が望む方向に人生を変化させていくには、今どう在るのかが大切なのです。
何かを成し遂げることや、何らかの評価を得ることが生きる目的ではありません。
今を生きる。
ただ生きる。
それこそが生きることの目的であり、意味なのです。
0コンマ数秒という刹那を一所懸命に生きる。
その連続体性が自分の人生をつくり出していく。
先のことを考えず、死ぬときにどうあるかも考えず、 今この瞬間に集中し、次の瞬間、命が尽きたとしても本望であるといった生き方、それが理想の生き方であり、それを貫くことが自分の人生を豊かにするのです。
ポイント3:目の前の人へ心を寄せる
今の時代はインターネットの普及、コンビニなどの利便性が向上して、誰とも話をせずに1日を過ごすということも珍しくないでしょう。
ですが、その状態が長く続くと心が動かなくなってしまいます。
人の心に触れる機会が少なくなると人の感情を読み取ることができなくなり、その結果、人から遠ざかり、孤立無援となって人生が動かなくなってしまうのです。
大切なのは、目の前の人に興味と関心を持って関わることです。
人の心に触れることで心が動き、ありったけの愛情を得る大きなチャンスにもなります。
目の前の人とのつながりを通じて、お金、人脈、愛情、チャンスが自然と引き寄せられてくるのです。
心を動かすことを「 感応(かんのう)」といいます。
陰陽五行論では感応しないと人生が好転しないと説いています。
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『「自分」の生き方』の【書評】
本書は青年と康仁(こうにん)さんの対話形式で書かれているので、読みやすいです。
陰陽五行論をもとに本書は書かれているので、書いていることを理解するには陰陽五行論を知ることが必要です。
本書のなかで陰陽五行論について書かれていますが、はじめて陰陽五行論を知ったという方には理解するのに少し時間がかかるかもしれません。
ですが、康仁さんが青年に分かりやすく説明をするように書いてあるので、理解はできるでしょう。
私が本書の内容をひと言で表すとすれば
「生きるとはどういうことか」
です。
本書の表紙に「運命を変える」という文字が書いてあるので、運命について書かれているのか?と思われるかもしません。
しかし、全て読み終えて内容を振り返ってみると、「人が生きるとはどういうことか」という根本的なことを教えてくれていると感じました。
・物事の捉え方
・人との関わり
・言葉の重要性
言葉にしてみると、そうだよね、大事だよねと思うことばかりです。
本書を読むだけではなく実際に行動を変えなければ、なにも変わりません。
まとめ:「在り方」が運命を変える
「人生を変える公式」とは
(宿命 + 環境)× 在り方 = 運命
公式のなかで最も大事なのが「在り方」。
自分の「在り方」の状態が良いものであれば、あるほど運命を大きく変えることができます。
在り方に正解はありません。
日々どう「在るか」ということを意識することが大切です。
人生は、今この「瞬間」の連続でしかありません。
未来でもなく、過去でもなく今を生きているのです。
今この瞬間の積み重ねが未来へとつながっていて、自分が希望する未来はこの瞬間にもう存在しているのです。
当記事では、私が大切だと感じたことを絞って紹介しました。
ですので、「人生を変える公式」をしっかりと理解できるほどの文章を書くことができていません。
「人生を変える公式」についてしっかりと知りたいのであれば、本書を読んでいただくことをおすすめします。
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