こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持っている人に向けての記事です。
異性と親密になると距離をとりたくなってしまう。そのことでいつも恋愛がうまくいかない。
最初に結論をお伝えしますね。
結論:「異性と親密になると距離を取りたくなるのは恋愛の愛情表現のタイプによる行動だからです」
恋愛の愛情表現にはタイプがあります。
記事では『異性の心を上手に透視する方法』 (アミール・レバイン、レイチェル・ヘラー著)の本の内容をもとに愛情表現のタイプについてお伝えしていきます。
この記事の目的は悩んでいるあなたにタイプのことを知ってもらうことです。
目次
恋愛の愛情表現にはタイプがある アタッチメント行動
愛情の対象を自分に引き寄せるための行動をアタッチメント行動と言います。
アタッチメント行動には3つのタイプがあります。
3つのタイプ
・Sタイプ(安定型)
・Nタイプ(不安型)
・Vタイプ(回避型)
すべての人が3つのタイプのどれかにあてはまります。
割合は以下のようになっています。
・Sタイプ 50%
・Nタイプ 20%
・Vタイプ 25%
少ないですが、NタイプとVタイプの両方を持っているタイプもいます。
・NタイプとVタイプの両方 3%~5%
アタッチメント理論の研究で、3つのアタッチメント・タイプが多くの国や文化で見られることがわかっています。
アタッチメント理論には
「恋愛関係において、私たちはロボットのようにあらかじめ決められた行動をするようにプログラムされている」
というメッセージが込められています。
3つのアタッチメント・タイプ
3つのアタッチメント・タイプの特徴をお伝えしましょう。
Sタイプ(安定型)
パートナーに対して自然に愛情を表現できるタイプ。
いろいろなことを心配せずに、相手と深い結びつきを築くことができます。
自分のニーズや感情も素直に表現し、大体において相手の気分を読み取って適切な反応をすることができます。
Nタイプ(不安型)
相手と常につながっていると感じることをとても大事にするタイプ。
恋人ができるとそれが生活の最優先事項になり、相手との関係についてあれこれ考えを巡らします。
相手の言動や気分にとても敏感で、いろいろなことによく気が付く一方、何でも「自分のせいだ」と考えてしまう傾向があります。
Vタイプ(回避型)
自分の自由な時間が何よりも大切で、独立心が強いタイプ。
他人と親密な関係を築きたいとは思っているが、実際にパートナーが「もっと一緒の時を過ごしたい」と言ってきたりすると、息が詰まるように感じます。
相手が自分の領域に入ってきたり、自分をコントロールしようとしていないか、常に目を光らせています。
「異性と親密になると距離をとりたくなってしまう。そのことで恋愛がいつも上手くいかない。」と悩むのはVタイプ(回避型)
「異性と親密になると距離をとりたくなってしまう。そのことで恋愛がいつも上手くいかない。」という悩みを持っている人はVタイプにあてはまります。
ここではVタイプについて説明します。
Vタイプの特徴
・感情を押し殺す傾向にあり、何を考えているのかが外からわかりにくい
・自分のパートナーのニーズに対しては「甘えている」とか「頼りすぎている」とネガティブに感じるのに対し、自分自身のニーズについては気付かない傾向がある
・恋人や配偶者がいても、いつも相手との心理的な距離を保っており、その関係からの逃げ道を用意している
・Vタイプの人でも他人と親密な関係を築きたいという欲求はあるがそれを大変な努力で抑えつけようとしている
・誰も必要とせずにひとりで生きていけるという自信を持っている
・親しい相手にも、自分を見せることができなかったり、親密さを心地よいと感じられなかったり、相手に頼ることができなかったりする
・パートナーの良い点よりも悪い点に目がいってしまう
・他人とのつながり全般を軽視している
・自立した態度には、相手の気分に左右さないよう、自分を律するような面がある
・パートナーの機嫌をとるのは自分のするべきことではないと考える
・他人から発せられるサインを読むのが苦手
・別れてしまったあとになって、相手の足りなかったところやイライラさせられたところを忘れ、何がよくなかったのだろうと未練がましく思い悩むことがある
離別ストラテジー
Vタイプの人は相手との距離を保つために「離別ストラテジー」という行動をします。
「離別ストラテジー」とは、相手と親密になりたいという欲求を抑えるようなありとあらゆる言い方や考え方のことです。
どのような離別ストラテジーがあるかを挙げます。
・交際中の相手との関係について「まだ将来についてまでは考えられない」と言ったり考えたりするが、それでも(時には何年ものあいだ)つきあい続ける
・パートナーの話し方や服装、食べ方など、ささいな言動が気になり、それが原因で関係がうまくいかなくなったりする
・過去の恋人に執着している
・交際している相手がいるのに、ほかの人といちゃいちゃする
・相手に気持ちがあるようなそぶりを見せるが、「愛している」と言わない
・デートで楽しい時間を過ごした後に電話を数日間しないなど、冷たい態度をとる
・不倫など、将来がない相手との関係にはまる
・相手が話しているときにうわの空で別のことを考えている
・相手に話していない秘密がある
・一緒のベッドに寝ない、セックスを避ける、並んで歩かないなど、物理的に距離をおこうとする
Vタイプの人は変わることができるのか?
Vタイプの人が変わることは不可能ではありません。
変わるためには自分と向き合うことが不可欠です。
他人と親しくなろうとしないような思考パターンが自分にはある、ということを知ることが最初の一歩です。
思考パターンを変えるために8つのアクションがあります。
愛情との距離を縮めるための8つのアクションステップ
1.離別ストラテジーを認識する
・誰かに夢中になっていたのに急に気持ちが冷めてしまったときには、いったん立ち止まって、離別ストラテジーなのかどうか自問自答してみる
2.自立にこだわるのをやめて、お互いに助け合う
・あなたのパートナーがあなたがいつでも支えてくれると知っていれば、相手もそれほどよりかかってこなくなる
3.Sタイプのパートナーを見つける
・Sタイプの人と一緒にいることで、Sタイプに近い思考になる
4.行動のサインを読み間違いやすいという自覚を持つ
・自分の批判的な部分に気が付き、もっとフェアな視点を持つなど、思考パターンを変える
・その人と一緒にいることを選んだのは自分だということを思い出し、相手がいつも自分のためを思ってくれていることを信じる
5.感謝リストを作る
・自分はパートナーについてネガティブな考えを持ちやすいという自覚を持ち、相手のいい面を探す努力をする
6.幻の元恋人を手放す
・過去の恋人に対して「最高のパートナーだった」などと思い浮かべることがあったら、自分がどれだけ相手に対して批判的で相手との関わり合いを恐れていたかを思い出す
7.「運命の人」を探すのをやめる
・自ら選んだ相手と親しい関係を築くことによって、その人があなたの運命の人になっていく
8.気分転換ストラテジーを使う
・Vタイプの人はほかにやるべきことがあるときにだけ、相手と親密になりたいという気持ちを素直に感じることができる
・一緒にハイキングに行ったり、料理をするなど、あなたが自分の防御壁を低くして愛情深い部分をオープンにできるような活動をする
これらのステップで離別ストラテジーをひとつずつ変えていくことは容易でありません。
ですが本気でVタイプから変わりたいと思うならば、取り組んでみてください。
相手に気持ちを伝える
Vタイプの人は物理的にも心理的にもひとりだけのスペースが必要なのだというニーズを自覚して、相手と近くなりすぎたと思うときには、そのニーズを口に出して伝えることが大切です。
「自分は時々ひとりのスペースが必要になるけれど、これはあなたのせいではなく、相手が誰であっても(ここが重要!)パートナーシップにおいてたびたび発生する自分のニーズなんです」ということを説明します。
両方にとって受け入れられるようなかたちで、ひとりになれるスペースが必要だと説明して、相手のニーズが満たされるようないくつかのオプションを提示すれば、相手もあなたの「ひとりになりたい」というニーズを満たしてくれるでしょう。
相手に気持ちを伝えるために大切な5つのポイントがあります。
5つのポイント
1.率直に話す
2.自分のニーズに集中する
3.具体的に話す
4.責めない
5.自信を持つ
相手に自分のニーズを受け入れてもらうためにも、気持ちを伝えるときは5つのポイントを意識してみてください。
書籍『異性の心を上手に透視する方法』の紹介
ここまで『異性の心を上手に透視する方法』の本の内容をベースにVタイプの人向けに記事を書いてきました。
ここでは本書を紹介します。
『異性の心を上手に透視する方法』
アミール・レバイン、レイチェル・ヘラー著 プレジデント社
本書の内容のポイントを3つお伝えします。
本書の3つのポイント
・3つの愛情タイプについて
・NタイプとVタイプのカップルの恋愛がうまくいかない理由
・NタイプとVタイプの人がタイプを変える方法
本書が向いている人
・NタイプとVタイプの人で恋愛がうまくいかないと悩んでいる人
『異性の心を上手に透視する方法』という題名になっていますが、内容は自分の愛情タイプを知るという意味合いが強いです。
恋愛中もしくは相手を探しているNタイプとVタイプの人で、恋愛がうまくいかないと悩んでいる人が自分のタイプ知り、恋愛がうまくいくためのきっかけをつくる本だと思います。
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まとめ:「異性と親密になると距離をとりたくなってしまう。そのことで恋愛がいつも上手くいかない。」と悩んでいる人はVタイプ(回避型)
「異性と親密になると距離をとりたくなってしまう。そのことで恋愛がいつも上手くいかない。」と悩んでいる人は愛情タイプがVタイプ(回避型)にあてはまります。
恋愛がうまくいくために大切なことはまず自分がVタイプであるという自覚を持つことです。
Vタイプの特徴を理解し、Sタイプをお手本にして思考を変えていくことでタイプを変えることは可能です。
自分は物理的にも心理的にも、ひとりだけのスペースが必要だということを相手に伝えることが大切です。
そうすることで、相手にあなたのことを理解してもらい、関係を良くしていくことにもつながります。