こんにちは、ちゃむです。
あなたは質問の種類と質問をするときに大切なマインドがあることを知っていますか?
今回の記事では【質問の種類】と【質問をするときに大切なマインド】をお伝えします。
この記事はあなたが「質問力」をつけるための手助けとなることを目的としています。
目次
質問の種類は6種類

あなたは普段の生活の中で質問を自然と使っていると思います。
ですが、質問に種類があることを意識したことはあるでしょうか?
質問は6つの種類があります。
・良質の質問
・あいさつしつもん
・疑問
・クイズ
・命令質問
・尋問
これら6つの種類の質問を知ることが、良い質問をできるようになる、はじめの一歩になります。
6つの種類の質問のポイントをお伝えします。
良質の質問
内容:相手のためになることを目的にする問い
相手から返ってくるもの:気づきを含んだ答え
あいさつしつもん
内容:相手との会話のきっかけをつくるための問い。社交辞令で交わすことが多く、特に深い意味はない。
相手から返ってくるもの:返礼
疑問
内容:質問する側が自分の知りたいことを聞く問い(質問する側の都合で聞く)
相手から返ってくるもの:回答
クイズ
内容:相手の知識を試すための問い
相手から返ってくるもの:正解 or 誤答
命令質問
内容:一見、質問に見えるが、答えは一つしかなく、それを強制する問い。命令口調の緩和のために使われることが多い。
相手から返ってくるもの:反発
尋問
内容:相手の落ち度などを追求するための問い。「Why」を使うと尋問になりやすい。
相手から返ってくるもの:言い訳
利他的な質問と利己的な質問
6つの種類の質問は「相手のための質問」か「自分のための質問」かによって、分類することができます。
質問が相手のためであれば利他的な質問
・良質な質問
・あいさつ質問
質問が自分のためであれば利己的な質問
・疑問
・クイズ
・命令質問
・尋問
良質の質問とは相手のためになる質問

良質の質問は、質問をすることで相手に気づきが生まれ、行動が変わることを目指しています。
良質の質問ができるようになると「質問力」が身についたと言えます。
「質問力」という言葉は
・相手の思いを引き出す力
・相手の行動を引き出す力
のことを意味するのです。
質問に対する答えは一つではありません。
答える人によって答えは異なります。
同じ人でも置かれた状況やその人の成長度合い、時代によって答えが変わることもあります。
自分で考え、答えを導き出すプロセスで、自分の中の無意識を意識化し、自分なりの答えを出す。
これを繰り返すうちにさまざまな気づきが生まれ、そのうちに思考方法や行動が変わり、その人を取り巻く人間関係も変わっていきます。
相手に「質問」をするときは、相手の中に必ず答えがあり、相手がそれに気づくきっかけをつくるつもりで臨むことが大切です。
質問をするときに大切な6つのマインド

質問のテクニックを身につけても、質問をする人が魅力的でなければ、「質問力」は活かされません。
質問の効果を発揮するためには、質問をする人のマインドが大切です。
マインドは6つあります。
1.聴き上手になる
2.まずは話を受け止め、否定しない
3.「できないを克服」ではなく「できるを伸ばす」
4.どんなときも応援する
5.こまめにねぎらう
6.自分自身を満たすことを忘れない
それぞれのマインドを説明します。
1.聴き上手になる
コミュニケーションをとろうとするとき、人は「自分のことをわかってほしい」と願っていることを理解する。
相手が話し始めたら、まずは聞き役に徹する。
話を途中でさえぎったり、否定したりしないことが大切です。
2.まずは話を受け止め、否定しない
相手の答えに対して、最初から否定のジャッジをしてはいけません。
相手の答えに相づちを打って、相手の言葉を受け止めること。
「受け止める」というのは、否定も肯定もせずに、「この人はこういうふうに考えているんだ」と、事実としてとらえることです。
相手の話をよく聴こうという姿勢は、「あなたのことに関心がありますよ」というメッセージになり、いい関係性を築くためには欠かせないものなのです。
3.「できないを克服」ではなく「できるを伸ばす」
人は他人の「マイナス面」にばかり目がいくことが多いものです。
短所を克服させようとするより長所を伸ばすほうが、モチベーションは飛躍的に上がり、成果も確実にアップします。
4.どんなときも応援する
もし、相手が問題・課題に突き当たっているようだったら、「どのようにすればうまくいくと思う?」と質問し、相手が自分自身で解決策を考える手助けをしてあげる。
「私にできることがあったら何でも言って」という応援のスタンスが大切です。
「誰かに見守られている」という安心感があれば、人は難しい局面にも、新しいことにも、自信を持って挑戦できるのです。
5.こまめにねぎらう
ちょっとしたねぎらいの言葉をかければ、相手のモチベーションは下がりません。
「よくがんばっているね」「〇〇してくれて助かるよ」「成長しているね」「うれしいよ」という言葉は「あなたのことを気にかけていますよ」というメッセージになります。
6.自分自身を満たすことを忘れない
相手に働きかける前に、まず自分自身を満たすことが重要なポイントです。
質問者自身のエネルギーが不足していると、相手にエネルギーを与える余裕がなくなってしまいます。
「ほめる」よりも「勇気づけ」

「ほめる」よりも「勇気づけ」をしましょう。
「ほめる」と「勇気づけ」は違います。
「ほめる」は、基本的に「上」の立場にいる人(上司や教師、親)が「下」の立場にいる人(部下や生徒、子ども)を認める行為です。
ほめられた人は、「上」の人からほめられるとうれしいので、次もほめられることをやろうとします。
自分がある目的を達成したいからその行動をとるのではなく、「上」の人からほめられたい一心で行動を取ることにつながりかねません。
ほめればほめるほど依存心が高まり、本人の成長が止まってしまう可能性があるのです。
いっぽう、「勇気づけ」は相手が自分の意志で行動することを応援する言葉がけです。
「勇気づけ」は相手の自立を前提にしています。
相手の行動のプロセスに対して共感することを意識して声をかけることがポイントです。
「勇気づけ」の言葉をかけられた相手はたとえ壁にぶつかったとしても、自分自身の力で壁を乗り越えようという気持ちになります。
まとめ

【質問の種類】と【質問をするときに大切なマインド】のまとめです。
質問は6つの種類があります。
・良質の質問
・あいさつしつもん
・疑問
・クイズ
・命令質問
・尋問
質問の効果を発揮するためには、質問をする人のマインドが大切です。
マインドは6つあります。
1.聴き上手になる
2.まずは話を受け止め、否定しない
3.「できないを克服」ではなく「できるを伸ばす」
4.どんなときも応援する
5.こまめにねぎらう
6.自分自身を満たすことを忘れない
今回の記事があなたが良い質問ができるように役立つことができれば嬉しいです。
今回の記事は以上で終わります。
ありがとうございました。
〈参考・引用〉
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