こんにちは、ちゃむです。
あなたは質問をするときにテクニックを知っていれば良い質問ができると思っていませんか?
実は、【質問】をするときに大切なのは【テクニック】ではなく、【あり方】が大切なのです。
今回の記事では【質問】は【テクニック】よりも【あり方】が大切な理由と【あり方】に大切な8つのマインドをお伝えします。
もし、あなたが質問をするときにテクニックが大事と思っているなら是非、今回の記事を読んでください。
【質問】は【テクニック】より【あり方】が大切な理由

最初に【質問】は【テクニック】よりも【あり方】が大切な理由をお伝えします。
【あり方】が大切な理由は、質問する側と質問される側との間で良い関係性ができてこそ、質問の効果があるからです。
質問する側を「あなた」、質問される側を「部下」と仮定してみましょう。
「あなたが部下のことを信じている状態」
「部下があなたのことを受け入れている状態」
を作ることで、部下があなたから出された質問を素直に受け入れ、答えを真剣に考えることができるからです。
あなたが部下に受け入れてもらえるためには、あなたの【あり方】が大切です。
あなたが日頃から部下に対し、どのように接しているか、どのような声掛けをしているかで部下があなたのことを受け入れるかどうかが決まります。
イメージしてみてください。
今度は質問する側を「あなたの上司」、質問される側を「あなた」だと仮定します。
あなたの上司が椅子に踏んぞり返った状態で
「どのようにしたら、うまくいくと思うんだ?」
とあなたに質問をしてきたら、どう感じますか?
心の中で
「なんだよ!偉そうに。知るかよ、そんなこと!」
と思いませんか?
「どのようにしたら、うまくいくと思う?」
という質問自体は良い質問です。
この言葉の使い方はテクニックになります。
ですが、先ほどの例のように、質問する側の態度や言い方が質問される側に受け入れられないようでは、良い質問も効果がありません。
だから、【質問】は【テクニック】よりも【あり方】が大切なのです。
質問する人の【あり方】に大切な8つのマインド

質問する人の【あり方】に大切な8つのマインドをお伝えします。
8つのマインド
1.与える
2.枠を外す
3.見られ方を恐れない
4.100%信じる
5.期待を手放す
6.待つ
7.質問するよりも聞く
8.今に集中する
8つのマインドを一つずつ説明します。
1.与える
与えれば与えるほど、人は豊かになります。
なぜなら与えることで、それ以上のものが知らずしらずのうちにめぐってくるからです。
人は奪う人には近づきたくなく、与えてくれるひとには魅力を感じるのです。
与える条件は自分の心のグラスが満たされていることです。
自分の心のグラスが満たされるとは、『魔法の質問』を主宰している質問家のマツダミヒロさんが伝えている「シャンパンタワーの法則」で、一番上の自分のグラスがエネルギーで満たされていなければ、周りにもエネルギーを与えることができないと教えていることです。
「シャンパンタワーの法則」については当ブログでこちらの記事に書いています。
『魔法の質問【シャンパンタワーの法則】自分を満たすことで周りが満たされる』
ただし、注意することが一つあります。
それは「与えることをしたらそれを忘れる」ことです。
人は与えたことを覚えていると、見返りを求めたくなってしまうのです。
見返りを求めたくなってしまうと相手からエネルギーを奪うことになります。
与えることをしたらそれを忘れるようにしましょう。
2.枠を外す
枠とは
「~するべきだ」
「~しなければいけない」
「~してはいけない」
と決めつけることです。
これは思い込みであって、事実ではないことも少なくありません。
枠があると、制限の中でしか考えなくなります。
すると、可能性を狭めてしまうことになってしまいます。
では、枠を外すにはどうすれば良いか?
それは、
「~するべきだ」
「~しなければいけない」
「~してはいけない」
の言葉を「かもしれない」に置き換えてみることです。
「かもしれない」という言葉を使うことで、違う選択肢が浮かんできます。
違う角度から見てみることや思考の柔軟性が大事なのです。
3.見られ方を恐れない
人は「もっと賢く見られたい」「もっと恰好よく見られたい」などと思ってしまうものです。
ですが、見られたいという意識は「外」に意識が向いているのです。
「外」に意識が向いているといい質問がつくれません。
「外」に意識が向くのは、過去の経験が影響しています。
特に何かコンプレックスがあると、それが影響します。
【あり方】で大切なのは、自分の「内」に意識を向けることです。
自分の「内」に意識を向け、人からどう見られようと、どう言われようと、自分が本当にやりたいことや好きなことをするというエネルギーを持つことが大切なのです。
4.100%信じる
相手がどの選択を選んだとしてもうまくいくと信じることが大切です。
たとえ、相手が失敗をしたとしても、それを糧(かて)にして成長すると信じて、見守ること。
寄り添いながら、共に進む姿勢でいることが大切です。
相手が取り組む姿を見守りながら、時には協力する気持ちを伝えてみましょう。
「何か手伝えることはある?」
「不安な点があれば言ってね」
相手が、素直に思ったことを口にできる状態をつくることが大事なのです。
5.期待を手放す
「期待」とは自己中心的な希望で、「待つ」ことは相手中心の関わりです。
「期待をせずに信じて待つ」ことができれば、相手との関係性が変わります。
自分を満たすことができていれば「期待を手放し、相手を信じて待つ」ことができます。
6.待つ
質問と答えのやり取りをする時、質問する側は、ほとんどが待つ時間なのです。
質問をするときは「待つ」ことが大切です。
「あなたの答えをいつまでも待っているよ」という人から質問されると、相手は安心します。
そんな状態で質問をしてもらえると、相手は自分の本当の答えを探そうとするのです。
自分が満たされていないと「待つ」ことができません。
言葉でせかさないだけではなく、態度でも待っているという余裕をみせることが大切です。
7.質問するよりも聞く
質問の目的は相手が自分の答えをみつけてくれることです。
質問はそのための手段なのです。
相手に答えをみつけてもらうための効果のある質問をするためには、相手の話をたくさん聞く必要があります。
相手の話を聞くときには、言葉にしていないことも聞くことが大切です。
相手を知らずして質問はできないのです。
8.今に集中する
人の気持ちや物事は、計画通りに進まないことが多いものです。
質問も同じことが言えます。
質問する内容を計画立てて、その通りに質問をすると的外れな質問になってしまうことがあります。
なぜなら、相手の答えが自分が予定していたようには出てこないからです。
良い質問とは、答える人のためになる質問なのです。
そのためにも、質問はその場その場でつくっていくことが大事になります。
計画をすることはもちろん大切です。
ですが、計画したことにとらわれずに、目の前のことに集中することが大事なのです。
計画を踏まえたうえで今に集中する。
瞬間を大事にしましょう。
質問する前の3つの心構え

質問をする前に大切なことがあります。
それは相手と心の距離感を縮めることです。
心の距離感を縮めておくと、相手とのコミュニケーションがスムーズに進みます。
ここでは、相手と心の距離感を縮めるために質問する前の3つの心構えをお伝えします。
3つの心構え
1.いいところを見つける
2.同じところを見つける
3.ちいさく褒めてみる
3つの心構えをひとつずつ説明していきます。
1.いいところを見つける
意識的に相手のいいところを見つましょう。
自分の持っていないところはどこだろう?という視点で考えると見つけやすくなります。
人は意識をしないと相手のマイナスな点が目につきやすいのです。
意識的に相手のいいところを見つけるようになると、相手に対しての気持ちが変わります。
2.同じところを見つける
相手と共通点を見つけると関係性がよくなります。
人はお互いの共通点を見つけると、心理的距離が近づき、親近感を抱くようになります。
共通点を見つけるポイントは抽象度を上げてみることです。
例えば
あなた「野球が好き」
相手「サッカーが好き」
抽象度を上げると「スポーツが好き」
という共通点が見つかります。
抽象度を上げて共通点を見つけてから、掘り下げていくのです。
3.ちいさく褒めてみる
人は褒めれるとうれしいものです。
それはどんな小さなことであってもです。
相手の頑張っている姿などを褒めたあとに質問をすると、相手は答えやすくなります。
魔法の質問 3つのルール

質問家のマツダミヒロさんが主宰している『魔法の質問』では、質問をするときに3つのルールを大事にしています。
それは
「答えはすべて正解」
「答えは出なくても正解」
「答えはすべて受け止める」
です。
「答えはすべて正解」とは、どんな答えも否定しないこと。
正解は一つではないと考え、柔軟な発想を持つことです。
「答えは出なくても正解」とは、答えを急がないこと。
脳は、質問されると答えが出るまで探し続けます。
必ず、いつか、答えは出るのです。
「答えはすべて受けとめる」とは、否定せずに、「いいね」「そういう考えもあるよね」と受けとめることです。
相手が質問に答えたくなる雰囲気をつくる、空気をつくるためには、この3つのルールが大事なのです。
まとめ

【質問】は【テクニック】よりも【あり方】が大切
【あり方】が大切な理由は、質問する側と質問される側との間で良い関係性ができてこそ、質問の効果があるからです。
質問する人の【あり方】に大切な8つのマインド
1.与える
2.枠を外す
3.見られ方を恐れない
4.100%信じる
5.期待を手放す
6.待つ
7.質問するよりも聞く
8.今に集中する
質問する前の3つの心構え
1.いいところを見つける
2.同じところを見つける
3.ちいさく褒めてみる
魔法の質問 3つのルール
「答えはすべて正解」
「答えは出なくても正解」
「答えはすべて受け止める」
質問の目的は相手が自分の答えをみつけてくれることです。
そのために相手にとって良い質問をするためには、質問をする人の「あり方」が大切なのです。
今回の記事で質問をする人の「あり方」に大切なことをお伝えしてきました。
この記事であなたが質問をするときに「あり方」が大切であることに気づいてくれたら嬉しいです。
今回の記事は以上で終わります。
ありがとうございました。
〈参考・引用〉
〈PR〉