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質問

【質問】と【尋問】の違いを理解して【未来思考】の質問に変換するコツ

2021年9月7日

こんにちは、ちゃむです。

あなたは【質問】と【尋問】の違いを知っていますか?

今回の記事では【質問】と【尋問】の違いを理解してもらい、【尋問】から【未来思考】の【質問】に変換するコツをお伝えします。

【質問】と【尋問】の違いをまずは理解する!

最初に結論をお伝えします。

【質問】は相手の思いや思考を引き出し、気づきを与える問いです。

【尋問】は質問者の中で既に答えが決まっていて、その答えに向かって誘導する問いです。

【質問】は相手に収穫がある。

【尋問】は自分に収穫があるのです。

【尋問】になるのはどんなとき?

「何で?」という質問は原因を明確にしなければいけないときによく使われますが、気をつけないと尋問になってしまいます。

あなたが「何でできないの?」という質問をされたら、どんな気持ちになりますか?

「何で?」という質問をされると、人は責められている気持ちになりやすいのです。

これは「Why」で始まる質問は質問追求型になりやすいため、質問者の怒りやいらだちなどのマイナスの感情が伝わってしまいやすいからです。

「何で?」を使った質問には、相手のエネルギーを奪い取るマイナスの力があります。

「何で?」の質問をされると相手は本能的に防御しようとします。

この場合の防御というのは「言い訳」です。


また、質問をしすぎることも尋問になってしまいます。

相手は質問を続けられると答えの選択肢を奪われているような気持ちになり、責められているように感じるのです。

最初に質問をしたら、相手の答えをいったん受け止める。

相手の答えに対して共感などを伝え、相手にその答えに対する思いを話してもらうのです。

多くの人は自分の意見を言いたがります。

相手に自由に話をしてもらいつつ、適度に質問をしていく。

そうすると、相手は責められていると感じることはなくなります。

【尋問】から【未来思考】の【質問】へ変換する

【尋問】から【未来思考】の【質問】に変換するポイントをお伝えします。

「どのようにすれば?」や「何をすれば?」を使う

【尋問】から【未来思考】の【質問】に変換するポイントは「どのようにすれば?」や「何があれば?」という言葉を冒頭につける質問に言い換えてみることです。

質問者が「何で?」ではなく、「どのようにすれば?」や「何をすれば?」を使った問いは、質問者の意識が相手ではなく、理由や原因に向きやすくなるからです。

意識を「過去」ではなく「未来」に向ける、つまり可能性にフォーカスすることが大切なのです。

過去の原因を追究するのではなく、未来の目的を達成することを考えて、質問の目的を相手からアイデアや気づきを引き出すことにシフトします。

相手の未来をどのように変えられるかという【未来思考】になるのです。

人からのアドバイスは、右から左へと流されてしまうことが多く、相手になかなか自分事として受け入れてもらえません。

しかし、相手が自分で出したアイデアは行動に移しやすくなるので、自分事として受け止めることができます。

「まず」を使う

人はうまくいっていないときにマイナス思考に陥り、自分自身で何をやってもダメだと思い込み、思考停止状態になってしまうこともあります。

「現在と過去の失敗」にとらわれている人を「未来思考」に導くには、まず小さな一歩を踏み出すように誘導してあげることがポイントです。

質問の冒頭に「まず」をつけるだけで、行動しやすいアイデア、今できることに視点が向きやすくなります。

「感情」と「尋ねたいこと」を切り離す

「感情」と「尋ねたいこと」を切り離すことも大切なポイントです。

「感情」と「尋ねたいこと」が一緒だと質問者の怒りやいらだちなどのマイナスの感情が伝わってしまいます。

「どのようにすれば?」や「何をすれば?」を使った質問をしたとしてもマイナスの感情があると相手にとっては【尋問】に感じてしまいます。

そうすると、相手は怒りを避けようとして、言い訳をしてしまいます。

原因を明確にしなければいけないときに「尋ねたいこと」がある場合は「感情」を切り離す必要があります。

【尋問】から【質問】への変換例

では、【尋問】から【質問】への変換例をあげてみます。

①言ったのに何でやらないの?
→できなかった理由は何かな?次はどんな対策が立てられる?

②どうして私の言うことを聞けないの?
→言うことを聞けないのは、何か理由があるからかな?

③何でこんな間違いをしたの?
→間違いをなくすためにできることは何だろう?

④どうしてこうなるんだ?
→こうなる原因は何だろう?

質問で大切なことは、相手の思いを聴くことです。

相手の思いを引き出し、相手の未来をどのように変えられるかという意識が質問をつくるためのポイントです。

怒りが湧いてきたときの対処法

さきほど、「感情」と「尋ねたいこと」を切り離すことも大切なポイントですとお伝えしました。

ですが、人は誰もが完璧ではありませんので、どうしても怒りが湧いてくるときがあります。

ここでは、怒りが湧いてきたときの対処法をお伝えします。

相手が何度も同じ間違いを繰り返したときなどは、さすがに怒りが湧いてくると思います。

そんなときは怒りの感情を伝えてもいいのです。

ただし、その場合には主語を「あなた」ではなく「私」にすることがポイントです。

例をあげます。

「あなた」を主語

「(お前は)何を考えているんだ」

「私」を主語

「(私は)今回はさすがに怒りが湧いてきた」

「私」を主語にすると比較的客観的な表現になり、相手を責めるニュアンスが薄まります。

このように、相手に「感情」を伝えたいときは「私」を主語にして、客観的な表現で伝えるようにしてみてください。

まとめ

【質問】と【尋問】の違い

【質問】は相手の思いや思考を引き出し、気づきを与える問いです。

【尋問】は質問者の中で既に答えが決まっていて、その答えに向かって誘導する問いです。

【尋問】から【未来思考】の【質問】に変換するポイント

【尋問】から【未来思考】の【質問】に変換するポイントは「どのようにすれば?」や「何があれば?」という言葉を冒頭につける質問に言い換えてみることです。

今回の記事では「【質問】と【尋問】の違い」と「【尋問】から【未来思考】の【質問】に変換するコツ」をお伝えしました。

この記事があなたの質問力を上げることに役立てば嬉しいです。

今回の記事は以上で終わります。

ありがとうございました。


〈参考・引用〉
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ちゃむ

思考、質問、ウェルスダイナミクス、本の要約について書いてます | 情報発信の根底にあるのは人の成長 | 2021年5月からブログ開始

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