
ビジネスで質問が大切なことだと聞いたことがあるけど、なぜ大切なの?
こんにちは、ちゃむです。
今回の記事はビジネスで質問が大切なスキルである理由をお話します。
ビジネスで「質問」という言葉を聞くと良くない印象を持っている人がいるのではないでしょうか?
仕事でミスをしたときに上司から
「なぜミスをしたんだ?」
と言われ、言い訳をして怒られた経験をしたことがある人は「質問」に対して良くない印象を持っているかもしれません。
これは悪い質問の例ですが、良い質問ができるとビジネスでとても役立つのです。
これからビジネスで質問が大切なスキルである理由をお話していきます。
目次
ビジネスで質問が大切な理由

ビジネスで質問が大切な理由は2つあります。
1.質問は人との良い関係性を構築するための最強の武器になる
2.質問は自分の中にある答えをあなたに導いてくれる
2つの理由についてそれぞれ説明します。
1.質問は人との良い関係性を構築するための最強の武器になる
ビジネスの成否は人間関係が大きな割合を占めています。
人間関係が良好であれば、仕事も人生も充実したものになります。
人が社会や組織の一員として活動する中で最も大事なことは、周りの人との間に「良い関係性」を築き上げることなのです。
人との関係性を築くときに質問を使えば、関係性を早く、そして深く構築することができます。
人は自分の話を聞いてもらいたいという気持ちがあります。
おしゃべりが苦手な人でも自分が興味があることを質問されたら、積極的に話をします。
あなたが質問をして、相手の話を多く引き出すことができると、相手はあなたに好感を抱きやすくなります。
さらにあなたが良い質問ができると、相手の悩みや希望、課題を解決するための気づきを引き出すことができます。
良い質問ができることは相手と良い関係性を築くために大切なスキルになるのです。
2.質問は自分の中にある答えをあなたに導いてくれる
仕事やプライベートで何か課題があるとき、自分に質問を投げかけていくと、真の問題点、やるべきこと、やらなくていいこと、行動や意思決定を邪魔しているもの、邪魔しているものを取り除く方法などが整理され、解決のための道筋が目の前に現れます。
答えは「外」にありません。
自分自身、所属する会社などの内側に必ず存在しています。
良い質問は、自分の中にある答えにあなたを導いてくれるのです。
教えすぎは人の「気づく力」を奪う

世の中には、「あなたが探している答えを教えます」と言う人がたくさんいます。
非常にためになる場合もありますが、「答えは自分自身の中にあり、自ら気づくことが最も大切」なのです。
なぜなら、人から教えてもらったことは身につかないからです。
例として次のような話があります。
ある企業で有名な経営コンサルタントに経営指導を頼んでいました。
その人が週に何回か来ている期間は確かに売り上げが伸びましたが、契約期間が終わって会社に来なくなると元に戻ってしまったそうです。
これは、教えてもらうことの弊害と言えます。
人から教えてもらったことは、そのときは「なるほど」と思っても、その人の血となり肉となって定着することは多くありません。
むしろ、「あの人の言う通りにやっていればいいんだ」という依存心が生まれ、自分で考えることを放棄するようになってしまいがちになるのです。
良い質問は相手に気づきを与えることができます。
自分で出した答えは、押しつけられた感覚がありません。
経営者や上司が良い質問をすれば、社員の人たちは「自分事」として捉えることができ、前向きに課題の解決に取り組んでくれます。
質問を日常的に使っていると、仕事や人生における課題や問題が解決され、的確な意思決定を迅速に行えるようになり、行動が変わっていくのです。
名経営者は良い質問をしています。
質問にまつわる2つの名言を紹介します。
君、どない思うんや?
松下幸之助(パナソニック創業者)
「学問」とはまさに字のごとく「問うて学ぶ」こと。
問答すると知恵が出て来る。
竹田和平(竹田製菓創業者)
パナソニック創業者の松下幸之助さんは「君、どない思うんや?」という質問が口癖だったそうです。
社員を捕まえてはこの質問を投げかけ、「自分で考える癖」を社員に習慣づけていきました。
竹田製菓創業者の竹田和平さんは、日本の将来のために経営者やリーダーを集め、「貯徳問答講」という勉強会をしていました。
貯徳問答講では和平さんが出したお題と呼ばれた質問に対して、参加した経営者やリーダーの人たちが答えるということをしていました。
貯徳問答講に参加した経営者やリーダーの人たちの多くがその後、ビジネスで活躍をしています。
ビジネスで良い質問をできると得ることができるものは何か?

良い質問ができると得られることは2つあります。
一つは相手とのコミュニケーションがよくなること。
相手の思い、悩み、希望、本音などの情報を引き出すのが容易になり、深い関係性を築くことを容易にしてくれます。
もう一つは、自分自身で自分の思考と行動のパターンを変えることができること。
自分自身に対して質問を投げかけ、答えを考えることで、数多くの新しい気づきが生まれ、思考が変わり、行動が変わり、人間関係が変わります。
ビジネス書や自己啓発書を読んでも、何も変わらない人が多いのは、自ら答えを見つけていないからです。
自分を納得させるのに一番有効なのは、人から言われるのではなく、自分自身で気づくことです。
「質問」は今の自分を変えることができる力があるのです。
まとめ

ビジネスで質問が大切な理由は2つ。
1.質問は人との良い関係性を構築するための最強の武器になる
2.質問は自分の中にある答えをあなたに導いてくれる
人との関係性を築くときに質問を使えば、関係性を早く、そして深く構築することができます。
良い質問は、自分の中にある答えにあなたを導いてくれます。
以上のことから質問はビジネスで大切なスキルになるのです。
今回の記事は以上で終わります。
ありがとうございました。
〈参考・引用〉
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