こんにちは、ちゃむです。
今回は次のような悩みを持つ人に向けての記事です。

LinkedInを人材採用に取り入れようと検討している。LinkedInを人材採用に活用するポイントを知りたい。
このような悩みを持つ人に、『LinkedIn活用大全』を紹介します。
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『LinkedIn活用大全』は次のような人に読んでもらいたい本です。
LinkedInを人材採用に取り入れようと検討している人
当記事を読むことで得られること
LinkedInを人材採用に活用するためのポイント
本書を紹介するにあたり、はじめに著者の松本 淳(まつもと じゅん)さんのプロフィールを紹介します。
株式会社アースメディア 代表取締役 CEO。1997年同志社大学法学部卒業後にインテリジェンス(現パーソナルキャリア)に入社、人材紹介事業の立ち上げメンバーとして事業企画を担当。2003年HRテックのジョブダイレクトを創業、革新的なビジネスモデルが市場に評価され急成長する。2008年、上場準備を進める途上でリクルートによるM&A提案を受け事業を売却。その後は国内およびアジア諸国にて国際NGOなど非営利組織の支援に携わる一方、国内外の多くの企業家、経営者のメンターも務める。現在は、LinkedInなどの各種ソーシャルメディアを基盤とする「ソーシャルリクルーティング」の可能性を追求し、再び人材業界に新しい価値をもたらすべく事業を推進中。若手世代の支援のみならず、一生涯起業家として自分自身の可能性を追求する。
『LinkedIn活用大全』
本書は以下の構成になっています。
第1章 なぜLinkedInはビジネスに効くのか?
第2章 LinkedInをはじめよう
第3章 人を惹きつけるプロフィールはこう作る
第4章 相互コミュニケーションの重要性
第5章 自分のネットワークを拡げる
第6章 積極的な投稿が自分の可能性を広げる
第7章 就職・転職・キャリアアップに活用する
第8章 人材採用に活用する
第9章 営業・マーケティングに活用する
第10章 結びにかえて「コミュニティの力」
本書は個人と企業がLinkedInを活用するための方法が書かれています。
当記事では「第8章 人材採用に活用する」の内容にしぼり、『LinkedIn活用大全』の【要約】を紹介します。
個人に向けてのLinkedInの活用するポイントについてはこちらの記事に書いています。
>>【要約】『LinkedIn活用大全』LinkedInを活用するポイントをまとめました(個人向け)
では、紹介していきましょう。
目次
ソーシャルリクルーティングの時代

いま著者が注目しているのが「ソーシャルリクルーティング(SNSをベースにした人材採用)」の世界です。
この潮流は、これまでの国内の転職市場を一変させてしまう可能性を秘めていると著者は考えています。
そしてこのソーシャルリクルーティングの要の位置に存在するのが、LinkedInという世界的なビジネスSNSなのです。
グローバルでは、LinkedInをはじめとする各種SNSを活用した「ソーシャルリクルーティング」が広がりつつあり、企業は候補者に直接的にアプローチするようになっています。
しかし現在の日本国内の状況において、SNSを活用したソーシャルリクルーティングを成功させるのはまだ簡単ではありません。
SNSは日本国内においても多種多様なものが存在しています。
ですが本格的なソーシャルリクルーティングの展開という観点で見た場合、やはりLinkedInが主軸になっていく可能性が高いのです。
人材採用の問題点

国内における労働人口、とりわけ若年世代の減少がもたらす採用難は、企業経営にとって最大の課題になっているケースもあります。
多くの企業が長きに渡り「短期的な」採用計画しか立ててこなかったことも1つの要因と考えることができます。
採用メディアを利用するにせよ、転職エージェントを使うにせよ、大多数の採用企業はこれまで「今すぐ」転職できる/したい人だけにフォーカスしてきたということなのです。
瞬間的なチャンスのみを狙うから、求める人を採用できるかどうかは、「運」に大きく左右されてしまうのです。
これからの人材難の時代においては、短期的な採用計画のみならず、長期的な採用戦略を取り入れ、可能なかぎり「運」の要素を減らすことが鍵です。
それを実現するためには、普段から「自社の固定ファン」を増やすための活動を続けるしかありません。
「自社のファンを増やす」
まさにこれが、「ソーシャルリクルーティング」の根幹です。
LinkedInと他のSNSを人材採用に使用する際の比較

この章ではLinkedInと、現在日本でのユーザー数が多いTwitterとFacebookを人材採用で使用する際の比較をみてみましょう。
私の所見も一部含めて、それぞれのメリット、デメリットとして比較表にしてみました。
メリット | デメリット | |
・履歴書や職務経歴書並みのプロフィール情報を記載できる ・個人側も企業側も、互いに相手を理解し、信頼したうえで関係性を強めていくことができる | ・日本でのユーザー数が少ない ・アカウントを登録していても発信している人が少ない | |
・日本でのユーザー数が多い ・拡散力もあるので「採用広報」という面では力を発揮できる | ・匿名運用者が多く、かつ、実名だったとしても本人に関する情報が少ない ・SNS上の姿と、実際の人物とに違いが生じてしまうケースが発生することもある | |
・ある程度詳しくプロフィールを載せているユーザーも一定数いる ・信頼を前提とした採用活動をすることは可能 | ・リアルで会った人以外にはなかなかネットワークが広がりにくい ・プライベートのトピックが多い場なので、ビジネス目的の投稿を連投することがはばかられる雰囲気がある |
LinkedInを人材採用に活用するための大切な6つのポイント

LinkedInを人材採用に活用するための大切な6つのポイントを紹介します。
6つのポイント
1.メンバーそれぞれの「個人アカウント」が重要
2.それぞれの個人アカウントを運用する「チーム戦」が有効
3.一方的な発信のみに終始せず、「交流」を心がける
4.短期決戦ではなく、自社ファンとの長期的な関係作りを重視する
5.他のメディアやチャンネルとうまく連携させる
6.SNSの個人アカウント運用は、自分自身のキャリアを強化するという意識
ひとつずつ簡潔に説明しましょう。
1.メンバーそれぞれの「個人アカウント」が重要
企業アカウントからの公式発信も大切ですが、「個人」を前面に出したSNS運用のほうが支持を得やすくなります。
これは、「共感」を得ることがポイントです。
2.それぞれの個人アカウントを運用する「チーム戦」が有効
会社としてSNS運用に力を入れる場合、担当者1人だけに負荷をかけるのではなく、複数メンバーで運用する「チーム戦」が有効です。
企業アカウントの中に複数の人がいるという意味ではなく、「個人アカウント」をそれぞれが運用するということです。
3.一方的な発信のみに終始せず、「交流」を心がける
積極的に他者にリアクションやコメントを返して「交流」する意識を持てば、会社としての想いや考えを伝えやすくなります。
フラットなコミュニケーションの中からこそ、会社にとって重要な未来の仲間との出会いが生まれるはずです。
それが、ソーシャルリクルーティングの真髄だといえます。
4.短期決戦ではなく、自社ファンとの長期的な関係作りを重視する
長い目で個人との関係性を着実に築いていく、そのプロセスにおいてLinkedInは強い力を発揮します。
「狩猟型」の採用活動ではなく、長い期間をかけて信用と興味を育てていく、「農耕型」の採用活動という意識です。
5.他のメディアやチャンネルとうまく連携させる
ソーシャルリクルーティングでは、「SNSから直接何人応募があったか」を指標にすることは本質ではありません。
自社サイト、転職メディア、転職エージェント、さまざまなチャンネルがある中で、総合的に自社への興味を持つ人を増やすことが重要です。
LinkedInなどのSNSは、候補者にとって「興味の入り口」となる一方、「最終決断のための判断材料」にもなります。
6.SNSの個人アカウント運用は、自分自身のキャリアを強化するという意識
LinkedInなどのSNS個人アカウントは、原則的には個人の所有物です。
在籍している企業のブランディングや採用に寄与しながらも、長期的には「自分自身の価値向上」につながる強力な武器になります。
まとめ:LinkedInを採用に活用するためのポイントは6つ

LinkedInを人材採用に活用するための大切なポイントは6つあります。
6つのポイント
1.メンバーそれぞれの「個人アカウント」が重要
2.それぞれの個人アカウントを運用する「チーム戦」が有効
3.一方的な発信のみに終始せず、「交流」を心がける
4.短期決戦ではなく、自社ファンとの長期的な関係作りを重視する
5.他のメディアやチャンネルとうまく連携させる
6.SNSの個人アカウント運用は、自分自身のキャリアを強化するという意識
LinkedInをはじめとする各種SNSを活用した「ソーシャルリクルーティング」が広がりつつあります。
本格的なソーシャルリクルーティングの展開という観点で見た場合、LinkedInが主軸になっていく可能性が高いです。
ですが現在の日本国内の状況において、SNSを活用したソーシャルリクルーティングを成功させるのは簡単ではありません。
簡単ではありませんが、「ソーシャルリクルーティング」が人材採用のポイントになってくるのは間違いないと本書を読むと感じることができます。
『LinkedIn活用大全』ではLinkedInを採用業務に活用した企業の事例が紹介されています。
LinkedInを人材採用に活用するポイントや採用事例を知りたいという方には『LinkedIn活用大全』を読んでみることをおすすめします。
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今回の記事は以上で終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。